熊本城で、敵を跳ね返す構造として有名な石垣の仕上げや傾斜を指す名称はどれか?
熊本城は加藤清正による強固な城づくりで知られ、その石垣の急傾斜加工は敵の侵入を防ぐための工夫で『武者返し(むしゃがえし)』と呼ばれます。外側に向かって急激に反る石垣を持ち、直登を困難にすることで武者(攻め手)を戻す意図がある名称です。さらに熊本城は石落としや狭間、堀と合わせた防御設計が優れており、2016年の熊本地震で大きな被害を受けたものの復旧作業が継続されています。武者返しは日本の城郭石垣の代表的な防御技術の一つです。