摺りの前に和紙を均一に湿らせ絵具の乗りと伸びを良くする工程を一般に何と呼ぶか 2025.09.02 摺りの前に和紙を均一に湿らせ絵具の乗りと伸びを良くする工程を一般に何と呼ぶか 見当取り 押し摺り 彫定め 湿し 湿しは版木の作業前日に行うことが多く濡れ布で包んだ和紙を積み重ね適度な水分を紙全体に行き渡らせる工程である。乾燥し過ぎると色が乗らず濡れすぎると繊維が伸び見当が狂うため季節や湿度を読み摺り当日に最良の含水率となるよう調整する。江戸の摺師は指先の感覚で紙の腰と温度を確かめながら吸湿量を加減した。湿しによって顔料が紙内部まで染み込み発色が安定し重ね摺りをしても紙が波打ちにくくなる。見当取りや彫定めとは異なる前工程である。 クイズタグ: 浮世絵版画摺り関連記事 浮世絵版画摺りクイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年09月版