江戸後期に星や水面の煌めきを表すため微粉を摺り込む技法で雲母を用いるものはどれか 2025.09.02 江戸後期に星や水面の煌めきを表すため微粉を摺り込む技法で雲母を用いるものはどれか 雲母摺り 蟹摺り 輪郭摺り 空摺り 雲母摺りは粉末状の雲母を糊で溶いて版木にのせ光沢のある層を和紙に転写する技法である。摺り上がりは光の角度で銀白色に輝き夜景や衣装の金糸の輝きを演出した。歌川広重の名所江戸百景『両国の花火』初刷などで背景の暗夜に星が瞬く効果を与えたことで知られる。雲母は無色透明の鉱物で顔料とは異なり下地の色を透かすため隠蔽度を変える刷り重ねにも応用された。蟹摺りは白い濁りを持つ鉛白の粒子を活用した別技法であり名称も効果も異なる。 クイズタグ: 浮世絵版画摺り関連記事 浮世絵版画摺りクイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年09月版