祭囃子で使われる竹製の横笛で、孔が7〜8個あり民俗芸能で最も普及しているものはどれか?
篠笛は節を残した細い竹を用い、歌口を斜めに切った横笛で、民俗芸能から歌舞伎囃子、現代邦楽まで幅広く用いられます。能管や龍笛は雅楽や能の専門笛で音域が高く装飾音が多いのに対し、篠笛は素朴で親しみやすい音が特徴です。穴の数は6孔が古型ですが、現在は7孔や8孔が一般的で、半音域の拡大にも対応しています。祭囃子ではメロディー担当として欠かせず、地域によっては調子笛として複数本を持ち替え、山車のキーを合わせるなど機能も多彩です。