長野県諏訪大社の御柱祭で、里曳き行事中に演奏される囃子は太鼓と何の組み合わせが中心か?
御柱祭は七年に一度行われる勇壮な山出しと里曳きで知られ、巨大な柱を曳行する際に囃子方が演奏するのが木遣り囃子です。囃子は拍のはっきりした太鼓に対し、篠笛が甲高い旋律を重ねて進行の合図や気勢を高めます。里曳きでは狭い町中を通るため音の抜けが良い篠笛が適しており、尺八のような柔らかい音や津軽三味線の撥音は使われません。鳴子も舞踊用の鳴り物で御柱祭には一般的でなく、太鼓と篠笛のシンプルな編成が参加者の掛け声と一体化して祭りを盛り上げます。