阿波踊りの囃子で、鉦と太鼓に加えてリズムと旋律を兼ねる弦楽器として用いられるのはどれか?
徳島阿波踊りの鳴り物は、大太鼓・締太鼓・鉦・篠笛・三味線という編成が一般的で、テンポの速い二拍子に合わせて踊り手の足を誘います。三味線は旋律楽器でありながら、弾く強さやポジションを変えることで独特のパーカッシブな音も出せるため、打楽器と旋律の両面を支える存在です。特に男踊りでは低弦を強く弾いてリズムを強調し、女踊りでは高音のさえずりで優雅さを添えるなど表現の幅も広いです。拍子木やシンバルは鳴り物には含まれず、阿波踊りの基礎を成す弦楽器は三味線である点が重要です。