寄席のプログラムで、落語と落語の間に漫才・奇術などを挟む演者を何と呼ぶ?
寄席では落語だけでなく多種多様な芸が楽しめるよう組まれており、落語以外の芸を披露する出演者全般を『色物』と呼ぶ。色物には漫才、曲芸、講談、紙切り、奇術、俗曲などが含まれ、観客の気分転換や舞台転換の役割を担う。前座は修業中の落語家、トリは番組最後の真打、中トリは中盤の目玉を務める落語家を指し、いずれも落語に分類される。色物の豊富さこそ寄席文化の醍醐味で、曜日によって顔ぶれが変わる点も常連の楽しみとなる。色物が充実した日を狙って足を運ぶと、普段見られない紙切りや珍芸に遭遇することもあり、寄席の幅広さを体感できる。