能舞台で客席正面奥に描かれている老松の絵がある板壁の名前は何でしょうか。 2025.08.31 能舞台で客席正面奥に描かれている老松の絵がある板壁の名前は何でしょうか。 鏡板 橋掛り 地謡座 後見座 鏡板(かがみいた)は奈良・春日大社の影響を受けたとされる老松の彩色壁で、舞台に神聖な空間観を与えます。能では舞台そのものが神域と見立てられ、鏡板の松は常緑で永遠を象徴し、神が降り立つ依代とも解釈されます。橋掛りを進む演者は鏡板前で方向を変え、天地人の結節点として舞台が成立します。地謡座や後見座はいずれも床座ですが板壁ではありません。鏡板の存在が能舞台を他の劇場と一線画す大きな特徴です。 クイズタグ: 能楽鑑賞関連記事 能楽鑑賞クイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年08月版