西洋の両刃剣で刀身中央に掘られる溝で軽量化と剛性確保を図る構造の名称はどれか。
フラーは刀身にIビームに似た断面を与え重量を減らしながら曲げ剛性を保つ工夫で日本刀の樋に相当する。鍛造時に専用工具で押し広げて形成し大剣では複数本入れることで全長を延ばしても携行重量を抑制した。血抜き溝と俗称されるが目的は流血ではなく機能性である。リカッソは柄近くの刃を立てない部分チャネルは単なる溝の総称シャンファーは面取り加工の意でありフラーとは異なる。素材節約の効果もあり鉄の高価な中世には経済的メリットも大きかった。