ローラースケート競技の面白さと奥深さに迫るクイズ特集!
世界的な人気を誇る多彩なローラースポーツの中から、特にスピード系のインラインスケートに注目。世界選手権やユースオリンピックなど、国際大会の舞台裏に隠された知られざる秘話に迫ります。フレーム素材やホイールサイズ、戦術など、テクニカルな側面もじっくりクイズでチェック。競技人口が急拡大するインラインスケートの魅力を、クイズを通して存分に楽しんでいただけます。
Q1 : インラインスピードスケート用レースフレームの主流素材として最も広く採用されているものはどれか スチール マグネシウム合金 プラスチック アルミニウム合金
レースフレームには軽さと剛性のバランスが必須で、多くのメーカーがアルミニウム合金押し出し材をCNC加工して用いる。加工性が高く、衝撃に対する靭性も十分で、大量生産による価格メリットもある。スチールは重く錆びやすく、マグネシウムは軽いが腐食や加工コストの問題があり少数派。プラスチックは入門向けで、トップカテゴリーでは強度不足となる。結果としてアルミ合金が国際大会使用率で圧倒的多数を占める。
Q2 : ユースオリンピックでインラインスピードスケートが正式種目として初採用されたのは何年大会か 2018年 2014年 2022年 2010年
インラインスピードスケートは2018年ブエノスアイレス・ユースオリンピックで初めて正式競技に組み込まれた。男女各3種目が実施され、IOC傘下の五輪系大会でローラースポーツがメダルを授与された歴史的瞬間となった。2014年南京大会では公開競技候補として示唆のみ、2022年ダカール大会は準備段階で種目選定が未確定、2010年シンガポール大会では採用されなかったため、2018年が正解となる。
Q3 : インラインスピードスケートのロード種目で『マラソン』と呼ばれる公式距離はどれか 50km 42.195km 100km 30km
World Skateのルールでは陸上競技と同じ42.195kmをマラソン種目と定義している。ベルリンマラソンインラインなど大規模市街地大会もすべてこの距離で計測し、世界記録も同一基準で比較される。50kmはウルトラに分類、100kmは超長距離イベントで別カテゴリー扱い、30kmはジュニアや市民大会で採用例があるが正式な『マラソン』ではない。よって42.195kmが正答となる。
Q4 : インラインスピードスケート競技で国際的に義務化されている唯一の防具はどれか リストガード ニーシンガード ヘルメット エルボーパッド
World Skateを始め主要連盟の競技規則ではヘルメット着用が唯一の必須防具。頭部保護は転倒時の重大事故防止に直結し、形状は自転車ロード用に準じる。リストガード、エルボーパッド、ニーシンガードは推奨品であり、ジュニアや市民レースで義務の場合もあるが国際エリートでは任意。ヘルメット不着用はスタート前に失格判定されるほど厳格で、他の防具とは扱いが異なる。
Q5 : 国際大会のジュニア以上カテゴリーで使用が認められるインラインスピードスケートホイールの最大直径は何mmか 100mm 110mm 120mm 125mm
World Skate技術規程はジュニア・シニアとも最大125mmと定める。2014年のルール改正で110mmから引き上げられ、高速域での転がり効率向上が狙いとされた。100mmはカデット以下の年少カテゴリーで用いられる標準、120mmは提案のみで正式採択されなかったサイズで現在国際レースでは使えない。125mmホイールは路面追従性とコーナーリング特性が評価され、エリート選手の主流となっている。
Q6 : 2022年世界ローラースピードスケート選手権トラック男子1000mで金メダルを獲得した国はどこか コロンビア イタリア 韓国 フランス
アルゼンチン・サンフアンで行われた2022年世界選手権トラック男子1000mは、スプリント王国コロンビアが優勝し、連覇も達成した。特にケルビン・ウィリアムズらの中盤加速と最終直線の伸びが光り、イタリアや韓国が追随するもフィニッシュフォトで明確な差を付けた。コロンビアはジュニアからシニアまで強力な育成システムを持ち、距離を問わず金メダル数で大会をリードしている。
Q7 : インラインスピードスケートで複数選手が一直線隊列を組み、風の抵抗を軽減するため交互に先頭を引く戦術を何と呼ぶか フライングスタート ネガティブスプリット パックスケーティング(トレイン) クロスオーバー
パックスケーティング、あるいはトレインとも呼ばれる戦術は、ドラフティング効果を活用して集団全体の平均速度を上げるもの。後続は前走者の背後に入り低気圧域で空気抵抗を約20〜30%削減できる。一定時間ごとに先頭を交代し負荷を分散することで長距離でもスピードを維持でき、ロードマラソンやポイントレースで勝敗を左右する。ソロ走行のフライングスタートやコーナーのクロスオーバーとは目的が異なる。
Q8 : インラインスピードスケートの国際大会で最も一般的な専用トラックの周長はどれか 200m 250m 400m 166m
200メートルはWorld Skate(旧FIRS)が公式基準として定める距離で、バンク角やコーナー半径もこの長さを前提に設計されている。世界選手権、ワールドゲームズ、各国ナショナル選手権など主要大会はほぼこの規格で行われる。250mや400mは自転車ヴェロドローム由来、166mは古い木製リンク由来で使用例はあるが、国際タイトル種目では基準外となり公式記録も残らない。
Q9 : ローラーダービーで1回のジャム(得点機会)が最大で続く時間は何分か 1分 2分 3分 4分
WFTDAルールではジャムの上限は2分と規定され、これを超えると自動的にホイッスルで終了となる。2分以内ならリードジャマーがコールオフして早めに切ることもでき、戦術に直結する重要な数値である。1分や3分と誤解されがちだが、それらは練習やジュニア規定の一部に採用されるだけで公式成人戦の標準ではない。4分は全く存在しない設定である。
Q10 : 世界ローラースポーツ連盟(World Skate)が2017年南京で初開催したローラースポーツ総合大会の名称は何か アーバンゲームズ ローラースポーツクラシック ワールドローラーゲームズ インラインフェスタ2017
ワールドローラーゲームズは複数のローラースポーツ世界選手権を一都市に集約して行う大型イベントで、2017年に中国・南京で第1回が開かれた。スピード、アーティスティック、ホッケー、ダービーなど10前後の競技が同時期に世界王者を争う。アーバンゲームズは別団体が主催する都市型スポーツ祭、ローラースポーツクラシックやインラインフェスタは地域大会で、公式世界一決定戦とは位置づけが異なる。
まとめ
いかがでしたか? 今回はローラースケート競技クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はローラースケート競技クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。