国際航空連盟(FAI)が定めるハンググライディング競技の機体分類で、もっとも多くのパイロットが参加するフレキシブルウイングのクラスはどれか?
FAIのハンググライディング競技は機体構造でクラスが分かれており、もっとも標準的なフレキシブル翼のハンググライダーはクラス1に分類される。クラス1は曲げやねじれで操縦桿を用いずに重量移動と翼の柔軟性のみで方向制御を行う伝統的なタイプで、世界選手権や国内大会の参加者の大半を占める。クラス2や5はリジッド翼で部品が追加され性能が高いが費用や取り扱いの面で普及率が低い。さらに、クラス1は翼端に補助舵やカーボンフレームの硬質構造を持たないため折り畳みが容易で車載輸送もしやすいという利点があり、競技以外のレジャーフライトでも最初に触れるモデルとして位置付けられている。