1970年代後半にリンク式モノサスペンション『フルフローター』をRMシリーズに投入し、一躍サスペンション革命を起こした日本メーカーは?
スズキは1979年型RM125/250にリンク式モノサス『フルフローター』を導入し、シートレール側とスイングアーム側双方を可変レバー比で連結した。これによりストローク初期の柔軟さと後半の踏ん張りを両立し、ライバルより長いリアサスストロークを実現。当時GPでタイトルを量産していたRMは、この構造で追随を許さず、他メーカーもモノクロス(ヤマハ)、プロリンク(ホンダ)、ユニトラック(カワサキ)と独自リンクを開発する契機となった。