ジャンプの頂点で車体を寝かせ空気抵抗を減らすテクニック「スクラブ」を実戦で体系化し普及させたとされるライダーは?
スクラブはジャンプのピーク手前で車体を路面と平行まで寝かせ、滞空時間を削って素早く着地し加速へ繋げる高度技。2000年代前半、ジェームズ“ババ”スチュワートがAMAスーパークロスで多用し、映像や雑誌を通じて世界に広まった。従来の高く美しいジャンプよりもタイム短縮を優先する考え方は大きなパラダイムシフトを引き起こし、現在ではトップカテゴリーのみならずアマチュアでも必須技術となった。他の名手も存在するが、その先駆者として最も名を残したのがスチュワートである。