2020年からダカールラリーはアジア中東地域に舞台を移したが、現在その全行程が行われている国はどこか
ASOは南米各国の経済状況悪化と政治的事情により新たな開催地を模索し、サウジアラビア政府と10年契約を締結。2020年大会以降はジッダを発着点に紅海沿岸からルブアルハリ砂漠までを縦横に使ったコースが設定されている。サウジアラビアは広大な無人地帯と石油資本によるインフラ整備で長距離ステージに適し、砂丘やロッキーな谷など多彩な路面条件を提供。観光産業促進を掲げる同国の「ビジョン2030」の一環としてダカール誘致が行われ、ラリー史の新章が開かれた。