モーリタニアでのテロ脅威情報により、直前になってダカールラリーが丸ごと中止となった年はいつか
2008年大会は元日にリスボンをスタートする予定だったが、12月27日にフランス政府がモーリタニアでの襲撃計画を警告。主催者ASOは参加者と観客の安全を最優先し、史上初めて大会そのものをキャンセルした。これを受けて2009年からは南米(アルゼンチンとチリ)で開催地を変更し、以後10年間にわたって南米ラウンドが続いた。2008年の中止は運営体制や安全対策を根本から見直す契機となり、ダカールのグローバル展開に大きな影響を与えた出来事として知られる。