ドラッグレース車両が装備するパラシュートは、通常どの速度域からの減速を想定して設計されているか?
パラシュートはブレーキシステムにかかる熱負荷を補助し、超高速域から確実に停止距離を短縮するための装備だ。トップフューエルやFunny Carでは終速が500km/hを超えるため、レース後半で約520km/hから開傘し4〜5Gの減速力を得る。パラシュートコードやキャノピーは空力加重数トンに耐える特殊素材で作られ、開傘タイミングが早過ぎるとカーブールしロス、遅過ぎると停止距離が不足する。停止後はドライバー自ら手で畳み、クルーがCO2ボトルを補充して次の走行に備える。