世界ラリー選手権クイズ
世界最高峰のラリー競技、WRCを徹底的に楽しむべく、ここに10問のクイズをご用意しました。過去から現在に至るまでの歴史や技術、スター選手の活躍など、この競技の魅力に迫る内容となっています。ラリーファンはもちろん、初心者の方にも楽しめる問題を厳選しましたので、思わずクイズに夢中になってしまうかもしれません。WRCの知識を更に深めていただければ幸いです。さあ、あなたのラリー通力を試してみましょう!
Q1 : ボーナスポイントが与えられる『パワーステージ』制度が初導入されたのは何年? 2009年 2010年 2011年 2013年
パワーステージはラリー最終日に設定される短距離のスペシャルステージで、2011年から採用された。当初は上位3選手に3-2-1点が与えられていたが、後に5位まで拡大されるなど改定が行われている。この制度により、最終ステージまでバトルが続く見ごたえが生まれ、タイトル争いにも影響を与える要素となった。テレビ中継向けに設定された高速・観客密集区間が多いのも特徴。
Q2 : 伝統の『サファリ・ラリー・ケニア』が長いブランクを経てWRCカレンダーに復帰したのは何年? 2019年 2020年 2022年 2021年
サファリ・ラリーは過酷なアフリカの未舗装路と動物の飛び出しなどで知られ、2003年に財政的理由でWRCから外れた。その後ナショナルイベントとして継続し、FIAのプロモーターやケニア政府の支援により整備と安全対策を進め、2021年に18年ぶりに世界選手権に復帰した。荒れたグラベルと急激な天候変化は健在で、復帰初年はトヨタのオジエが総合優勝を飾った。
Q3 : 1990年代後半、青と金の『555』カラーで活躍したスバル・ワールドラリーチームの主力車両は? スバル・インプレッサWRC スバル・レガシィRS スバルWRX STI NR4 スバル・フォレスターラリー
インプレッサWRCは1993年のデビューから改良を重ね、1995年にコリン・マクレーが年間王者を獲得、1995〜1997年にはスバルに3年連続マニュファクチャラーズタイトルをもたらした。水平対向エンジンによる低重心とシンメトリカルAWDが武器で、ターマックからグラベル、スノーまで高い適応力を示した。レガシィRSは前身、WRX STI NR4やフォレスターのWRC参戦実績はない。
Q4 : 2022年からWRCのトップカテゴリーとして導入された車両規定は? WRC2 Rally1 Rally2 Rally3
Rally1規定はハイブリッドシステムを採用し、内燃エンジンと100kWモーターを組み合わせて最大500馬力超を発生するのが特徴。シャシーはセーフティセル構造のスペースフレームで、空力はフロントスプリッターや大型リヤスポイラーの使用が制限されコスト削減が図られた。またE100燃料の使用や部品共通化により環境配慮とコスト抑制を両立し、トヨタ、ヒュンダイ、Mスポーツ・フォードが参戦している。
Q5 : 2023年シーズンのWRCマニュファクチャラーズタイトルを獲得したチームはどこ? トヨタGAZOO Racing WRT ヒュンダイ・シェル・モビスWRT Mスポーツ・フォードWRT シトロエン・レーシング
トヨタは2017年にWRC復帰して以来、ヤリスWRC/GRヤリスRally1の高い信頼性と速さを武器に勢力を拡大し、2023年もカッレ・ロバンペラやエルフィン・エバンスらが安定したポイントを重ねてマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。パワーステージポイントの積み上げやサービスの迅速さなど組織力の高さも際立ち、シーズン中盤にはライバルのヒュンダイを大きく突き放した点が評価されている。
Q6 : 歴代最年少でWRCドライバーズチャンピオンとなったのは誰? セバスチャン・オジエ カッレ・ロバンペラ コリン・マクレー ヤリ-マティ・ラトバラ
フィンランド出身のロバンペラは2022年シーズン、22歳1日でタイトルを確定し、それまでコリン・マクレーが保持していた27歳109日の最年少記録を大幅に更新した。ヤリスRally1の速さに加え、グラベル・ターマック・スノーを問わない順応力と極めて成熟したリスク管理でポイントを積み上げ、開幕からわずか8戦で王座を決めたことが大きな話題となった。
Q7 : WRCで最多のコンストラクターズタイトル(10回)を獲得しているメーカーは? スバル トヨタ ランチア フォード
ランチアはストラトスHFで1970年代に、デルタHFインテグラーレで1980年代末から1990年代初頭にかけて圧倒的な強さを誇り、合計10度のタイトルを獲得した。グループB撤廃後もグループA規定下でデルタはライバルを寄せつけず、連覇を重ねたことでこの記録が生まれた。他メーカーがWRC参戦体制を縮小していく中でもワークス支援を続けた点が成功の鍵だった。
Q8 : 伝統の『ラリー・スウェーデン』で主となる路面コンディションは? グラベル(未舗装砂利) ターマック(舗装) 砂丘・砂漠 雪と氷
ラリー・スウェーデンは真冬の北欧で開催され、路面は凍結した林道や積雪面が中心である。スタッド付きラリータイヤが深く食い込むことで高いグリップが得られ、平均速度は非常に高い。ドライバーは雪壁をバンクのように使いながらコーナリングする独特のテクニックを駆使し、視界や温度管理、ラジエーターの雪詰まり対策など寒冷地特有の戦略が必要になる点が特徴とされる。
Q9 : 安全上の理由からグループB規定が廃止されたのは何年シーズンの終了時? 1986年 1984年 1982年 1988年
1986年シーズンはカルロス・サインツのクラッシュやツール・ド・コルスでのトフタネン/クレスト事故など重大事故が相次ぎ、過激化したグループBマシンの安全性が世界的に問題視された。FIAはシーズン途中で翌87年からのグループB禁止を決定し、同年末で幕を閉じた。これに伴い各メーカーは大開発中だった次期車両計画を凍結し、翌年からグループAへ転換することとなった。
Q10 : 9年連続でWRCドライバーズタイトルを獲得した前人未到の記録を持つドライバーは? セバスチャン・オジエ セバスチャン・ローブ マーカス・グロンホルム トミ・マキネン
フランス人のローブは2004年から2012年までシトロエンのエースとしてWRCを席巻し、9連覇という前代未聞の偉業を成し遂げた。ターマックでの速さが特に光り、モンテカルロやドイツで多数の勝利を積み重ねた一方、グラベルやスノーでも確実にポイントを獲得する総合力が際立った。コ・ドライバーのダニエル・エレナとの長年のコンビネーションも、安定感を支える大きな要素だった。
まとめ
いかがでしたか? 今回は世界ラリー選手権クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は世界ラリー選手権クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。