モトGPファンのみなさん、2020年シーズンから今日に至るまでのMotoGPクラスを舞台に、様々な出来事や歴史的な事実を振り返るクイズを10問ご用意しました。ジョアン・ミルのタイトル獲得や、KTMの初優勝、ミシュランのタイヤ供給など、MotoGPの主要な出来事を中心に構成しています。最高峰クラスの最新トピックから過去の名勝負まで、ファンの皆さんの知識を試すことができるかもしれません。ぜひチャレンジしてみてください。
Q1 : サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)がMotoGPカレンダーに初登場したのは何年?
アメリカ・テキサス州オースティン郊外に位置するCOTAは、2012年に完成した最新鋭のグレード1サーキットで、MotoGPには2013年から正式に組み込まれた。初開催ではルーキーのマルク・マルケスが史上最年少ポール・トゥ・ウィンを達成し、『キング・オブ・COTA』としての快進撃を開始。テクニカルな20のコーナーと標高変化が特徴で、北米ラウンドの中心として現在もカレンダーに定着し、観客動員や地域振興にも大きく貢献している。
Q2 : 最高峰クラス(500cc/MotoGP)通算勝利数の歴代最多記録を持つライダーは?
イタリアの英雄バレンティーノ・ロッシは2000年に最高峰へ昇格して以降、ホンダとヤマハで計89勝を挙げ、500cc+MotoGPのトップカテゴリー通算勝利数で歴代1位を保持する。タイトルは7回、表彰台は199回にも達し、20年以上にわたり世界中のファンを魅了した。アゴスチーニは500ccで68勝、マルケスは現役ながら60勝超、ドゥーハンは54勝とそれぞれ偉大だが、ロッシの勝利数は依然として破られていない金字塔である。
Q3 : イタリアメーカーとして2022年にチームとライダーのダブルタイトルを獲得したのは?
ドゥカティは2022年シーズンにファクトリーチームの『ドゥカティ・レノボ・チーム』としてチームタイトルを獲得し、ライダー部門ではフランチェスコ・バニャイアがシーズン9勝を挙げて栄冠を手にした。イタリア勢がダブルタイトルを得るのは実に1972年MVアグスタ以来で、50年ぶりの快挙。デスモセディチGPのV4エンジンとエアロダイナミクスの優位性が際立ち、サテライト勢も含めて合計12勝を挙げる総合力が特徴だった。
Q4 : マルク・マルケスがMotoGPクラスでデビューした年は?
スペインのマルク・マルケスはMoto2タイトルを獲得した後の2013年にレプソル・ホンダからMotoGPクラスに昇格した。その年に開幕戦カタールでデビューすると、第2戦オースティンで史上最年少優勝を達成し、シーズン6勝で史上最年少ワールドチャンピオンに。以降2019年までに6度のMotoGPタイトルを獲得し、ルーキーイヤーの衝撃的な速さとアグレッシブなライディングは「アンチロック世代」の象徴としてシリーズの勢力図を塗り替えた。
Q5 : KTMがMotoGPで初優勝を飾ったグランプリは?
オーストリアのメーカーKTMは2017年にMotoGPフル参戦を開始し、数年の開発期間を経て2020年チェコGP(ブルノ)でブラッド・ビンダーがチームおよび自身のキャリア初優勝を達成した。スチールトレリスフレームとWPサスペンションという独自哲学のマシンが初めて頂点に立った瞬間で、ヨーロッパメーカーとしてはドゥカティに次ぐ勝利。以降KTMは連勝を重ね、ファクトリーの開発スピードにも注目が集まることとなった。
Q6 : 2021年に正式なファクトリーチームとして昇格し、コンセッション特典も失うほど競争力を高めたメーカーは?
アプリリアは長らくサテライト扱いのグレシーニ体制で参戦していたが、2021年より『アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ』から完全ファクトリーチームに再編。アレイシ・エスパルガロとマーベリック・ビニャーレスらの活躍で表彰台常連となり、コンセッション(開発優遇)ポイントを失うほどの好成績を収めた。RS-GPのエアロパーツや90度V4エンジンは安定性と加速に優れ、イタリア勢復権の旗手として注目を浴びている。
Q7 : 2016年以降、MotoGPのワンメイクタイヤサプライヤーを務めるメーカーは?
ブリヂストンが2015年で契約を終えた後、2016年からフランスのミシュランがMotoGP唯一のタイヤサプライヤーとなった。ミシュランは17インチラジアルを導入し、ハイグリップながら温度ウインドウが広い特性を提供。これに合わせて各メーカーはシャシーや電子制御の再設計を迫られ、レース展開が多様化した。近年のラップタイム短縮やスプリントレースにも対応できる開発力を示し、シリーズの安全性と競技性に大きく寄与している。
Q8 : 2023年から導入されたMotoGPスプリントレースで、優勝ライダーに与えられるポイントは何点?
FIMは週末の興行価値向上を狙い、2023年から全戦で土曜午後に決勝距離の約半分で争うスプリントレースを導入した。ポイントは決勝の半分相当と定められ、優勝12点、2位9点、3位7点以下15位までが対象となる。日曜決勝のフルポイント25点とは切り離され、年間合計では最大半分近い144点分のチャンスが新設されたことで、シーズン通算戦略やタイヤ選択が大きく変化し、ライダーの一貫性がより試されるフォーマットとなった。
Q9 : 2020年のMotoGPクラス年間チャンピオンは誰?
2020年シーズンは新型コロナウイルスの影響で全14戦という短縮開催となり、王者マルク・マルケスが開幕戦で負傷離脱したことで混戦に。スズキのジョアン・ミルは優勝1回ながら常に上位を走り安定してポイントを獲得し、第13戦バレンシアGPでタイトルを確定させた。スズキにとっては2000年のケニー・ロバーツJr.以来20年ぶり、ミル自身にとってはキャリア初の最高峰王座であり、シーズン終盤の強さと総合力が光った。
Q10 : MotoGP史上初のナイトレースとして2008年に開催されたグランプリの開催地はどこ?
2008年カタールGPは中東のロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、MotoGPとして史上初めて照明設備を使った完全ナイトレースとなった。砂漠地帯ゆえ日中の気温が高い同地で、夜間開催により路面温度を下げライダーの負担を軽減する狙いがあった。巨大な投光器群を使った幻想的な風景は以後シリーズの名物となり、ロサイルは現在も開幕戦の定番として世界中のファンに認知されている。
まとめ
いかがでしたか? 今回はモトGPクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はモトGPクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。