フォーミュラ1クイズ – 2023年のF1シーズンに備えて、熱心なF1ファンのためのクイズを用意しました。2009年の王者から2024年のタイヤサプライヤーまで、F1の過去と現在を徹底的に検証する全10問。F1ファンなら誰でも楽しめる内容となっています。クイズの正解を見つけて、あなたのF1知識を試してみましょう。
Q1 : F1でKERS(運動エネルギー回生システム)が実戦投入された最初のシーズンは?
KERSはブレーキング時の運動エネルギーを電気として回収し、加速時に短時間放出するハイブリッド技術の先駆け。規則上は2009年に使用が解禁され、マクラーレンやフェラーリなど複数チームが採用した。一部チームは信頼性や重量配分の課題から導入を見送ったが、ルイス・ハミルトンがハンガリーで初のKERS搭載車勝利を達成した。2008年はテスト段階、2011年に復活し、2014年からはERSとして出力も大幅に強化され現在に至る。
Q2 : 2024年シーズン時点でF1のワンメイクタイヤサプライヤーを務めているメーカーはどこ?
2007年末にブリヂストンが供給契約を終了したあと、FIAはコスト削減と性能の均一化を目的に単独サプライヤー制を導入。2011年からイタリアのピレリが公式タイヤパートナーとなり、ハイデグラデーション哲学に基づいたコンパウンドでレースに多様な戦略をもたらしている。契約は延長を重ね2024年も継続中。ミシュランは2006年で撤退、グッドイヤーは1998年にF1を去っており、ブリヂストンは2008〜2010年を単独供給したが現在は参入していない。
Q3 : アゼルバイジャンGPの舞台として2016年にカレンダー入りした市街地サーキットはどれ?
アゼルバイジャンGPは2016年にヨーロッパGP名義で初開催され、翌2017年から正式に国名を冠した。舞台となるバクー・シティ・サーキットはアゼルバイジャンの首都バクー旧市街を縫う全長6km超の高速ストリート。狭い城壁区間と2km近い超ロングストレートが混在し、毎年波乱を生む。ヤス・マリーナはアブダビ、ソチはロシア、マリーナベイはシンガポールの市街地コースであり、いずれも別のグランプリ会場であるため誤答となる。
Q4 : F1でセーフティカー運用が公式ルールとして常設化されたのは西暦何年?
セーフティカー自体は1973年カナダGPなどで試験的採用されたが、手動計時との整合が取れず長らく常設ルールにならなかった。FIAは電子的タイミングシステムの進歩を受け、1993年に可視性の悪化や事故時の速度抑制を目的に公式ルールとして導入。初年度にはルノー製のクルマが使用され、以後メルセデスなどが担当している。1994年以降は運用細則が改善され、1996年のSCライン設定や1998年のVSC概念とは別の節目となる。
Q5 : 1994年サンマリノGPで事故死したアイルトン・セナが当時ドライブしていたチームはどれ?
アイルトン・セナは1988〜1993年をマクラーレンで過ごし、3度の世界王座を手にした後、1994年に当時最強シャシーと評価されたウィリアムズへ移籍した。だがシーズン序盤は新規レギュレーションに合わせたFW16の挙動が安定せず苦戦。第3戦サンマリノGP決勝でタンブレロ高速コーナーを走行中にステアリングコラムの破損が疑われる事故で壁に激突し帰らぬ人となった。フェラーリやロータスは過去に在籍経験がなく、事故当時の所属はウィリアムズである。
Q6 : 2009年シーズンにF1ワールドチャンピオンとなったイギリス人ドライバーは誰?
2009年はホンダ撤退後に旧ホンダF1から誕生したブラウンGPが圧倒的な速さを示し、ジェンソン・バトンは開幕7戦6勝という快進撃で一気にポイントを稼いだ。シーズン後半は苦戦したものの、最終戦1戦前のブラジルGPでチャンピオンを確定。前年王者ハミルトンはマクラーレンの不調で序盤に失速し、ビルヌーブは1997年の王者、ベッテルは2010年以降に台頭する世代であり、2009年時点ではまだ初タイトル前だった。こうした経緯から2009年唯一の英国人王者はバトンであることが分かる。
Q7 : フェルナンド・アロンソが2年の休養を経て2021年に復帰したチームはどこ?
アロンソは2018年末にマクラーレンを離れてF1活動を休止したが、2021年にかつて自身がルノー時代に2度のタイトルを獲得したチームの後継であるアルピーヌ(旧ルノー)から復帰した。チームは自動車部門のブランド戦略に合わせて名称を変更しており、フェラーリは彼が2009〜2014年に在籍、マクラーレンは2015〜2018年に在籍した古巣。アストンマーティンには2023年から移籍しているが、復帰当初はまだ関係がない。したがって2021年復帰時の所属はアルピーヌとなる。
Q8 : F1で可変リヤウイングDRS(ドラッグ・リダクション・システム)が正式導入された初年度はどのシーズン?
追い抜き促進を目的としたDRSは、2010年に開幕したFIAとチームのワーキンググループで検討され、翌2011年のレギュレーション改定で導入が決定した。各グランプリで設定された検知ポイントを通過し、前走車とのタイム差が1秒以内の場合にのみ作動できる制限が設けられ、ストレートで空力抵抗を減らすことで最高速度が向上した。2009年はKERSが話題、2010年はFダクトが流行していた段階で、正式なDRSはまだ存在しない。2012年は導入2年目にあたり、ルールがさらに洗練されたシーズンである。
Q9 : 2014年からのハイブリッドターボ時代において、メルセデス勢以外で初めてドライバーズチャンピオンを獲得したドライバーは誰?
2014年に1.6L V6ターボハイブリッドが導入されて以降、メルセデスは圧倒的なパッケージでタイトルを独占してきた。2014〜2020年の7シーズンでハミルトンが6回、ロズベルグが1回戴冠し、他陣営は無冠に甘んじていた。しかし2021年、ホンダPUを搭載するレッドブルのマックス・フェルスタッペンが最終戦アブダビGPでハミルトンを逆転し、ハイブリッド時代で初めてメルセデスの連覇を阻止。ロズベルグはメルセデス所属、ライコネンはフェラーリで2007年に王者となっており、該当しない。
Q10 : レッドブル・レーシングに初めてドライバーズタイトルをもたらしたドライバーは誰?
レッドブルは2005年にジャガーからチームを買収して参戦を開始。当初は中団チームだったが、アドリアン・ニューウェイの空力哲学とルノーエンジンの組み合わせで急成長し、2010年シーズンにセバスチャン・ベッテルが最終戦アブダビでフェルナンド・アロンソを逆転してチャンピオンに輝いた。これが同チームの初タイトルであり、以降2013年まで4連覇を達成。ウェーバーは同時期のチームメイトだが王者には届かず、リカルドとフェルスタッペンはそれぞれ後年に勝利を挙げた世代である。
まとめ
いかがでしたか? 今回はフォーミュラ1クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はフォーミュラ1クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。