2017年のアイディタロッドで初のドーピング陽性となった薬物は?
2017年大会終了後の検査で、優勝経験者ダラス・シーヴィーのチーム犬からオピオイド系鎮痛剤トラマドールが検出され、レース史上初の薬物陽性例として大きな話題となった。トラマドールは痛覚と疲労感を鈍らせパフォーマンスを不正に高める恐れがあるため規定で使用が禁じられている。シーヴィーの故意投与は証明されず処分は見送られたものの、この事件を機にサンプル採取体制と薬物管理が強化された。コデイン、モルヒネ、ヒドロコドンも禁止薬物だが検出例はない。