バイアスロンは、スキーと射撃を組み合わせた魅力的な冬季スポーツです。本記事では、この競技の歴史、ルール、そして世界トップレベルの選手たちについて、10問のクイズを通して紹介します。ビギナーの方から熱狂的なファンの方まで、バイアスロンの魅力を存分に感じていただけるでしょう。クイズに挑戦しながら、この競技の奥深さと白熱した戦いぶりを、ぜひお楽しみください。
Q1 : バイアスロンの個人レースで1発外すごとに科されるタイムペナルティは?
個人レース(20km男子、15km女子)は他種目と異なり罰周回ではなくタイム加算方式を採用する。選手が的を外すごとに1分が総合タイムに加算され、射撃の正確さが大きな比重を占める点が特徴である。歴史的に長距離競技だった名残で、コースの混雑を避ける意図もある。30秒や150mループではなく、必ず1分が標準であることはIBU規定に明記されている。
Q2 : 男子バイアスロンワールドカップ個人通算最多勝利記録を保持する選手は?
男子ワールドカップ個人通算最多勝利記録(2023年時点)はノルウェーの“キング・オブ・バイアスロン”ことオーレ・アイナー・ビョルンダーレンの95勝である。2018年引退まで26年間にわたり活躍し、五輪金8個、世界選手権金20個という前人未到の成績を残した。マルティン・フルカドが79勝、ヨハネス・ティンネス・ベーが60勝台で追うが、総勝利数では未だビョルンダーレンがトップに立つ。
Q3 : ドイツ・バイエルン州にあり“バイアスロンの聖地”と呼ばれるワールドカップ開催地は?
ルーポルディングはドイツ南部バイエルン州に位置し、シャルヒェン山麓に広がるチームホフ・バイアスロン競技場が1979年からワールドカップをほぼ毎年開催している。雪質の良さと観客動員で“バイアスロンの聖地”と称され、シーズン中には人口6500人の町が数万人で埋まる。オーバーホフも有名だがテューリンゲン州にあり、ルーポルディングこそバイエルン州の代表的開催地として知られる。
Q4 : バイアスロン競技で、男子10km・射撃2回で行われる種目は何と呼ばれるか?
スプリントは男子10km、女子7.5kmで実施され、滑走中に射撃が2回(伏射→立射)のみ行われるのが特徴。他の種目では、個人は射撃4回で距離が最長、パシュートは追い抜き方式、マススタートは全員同時発進など形式が異なる。射撃回数や距離の設定が規則で明確に定義されているため、10km・2射撃という条件に合致するのはスプリントだけである。
Q5 : バイアスロンで射撃を外した際に滑走するペナルティループの標準距離は?
バイアスロンで的を外した際のペナルティループは国際ルールで150mと定められ、選手は射撃レーンを離れた直後に併設された周回路を滑走してからコースへ復帰する。ループの長さは観客から見えやすく、タイム損失はおよそ20〜25秒とされる。個人種目の1分加算などと違い、スプリントやリレーなど大半のレースで採用される標準的な罰則距離である。
Q6 : バイアスロンで立射時に使用される的の直径は?
バイアスロンの的は姿勢によりサイズが異なり、伏射(プローン)では直径45mmだが、立射(スタンディング)では揺れが大きく命中難度も上がるため115mmに拡大される。射手が命中させると黒いディスクが白に反転し、観客にも一目で命中が分かる構造になっている。競技の公平性を保つため、IBUが定める規格値で世界中の会場に同一サイズの的が設置される。
Q7 : バイアスロン競技で選手が射撃を行う距離はおよそ何メートルか?
バイアスロンでは全種目で射撃距離が50mに統一されている。これは国際バイアスロン連合(IBU)が安全性と競技性を考慮して規定した数字で、射撃管制機器やターゲット装置は50mに合わせて製造される。距離を固定することで異なる会場間の環境差を最小化し、選手の技術そのものを比較できる。30mや70mといった距離は公式戦では使用されず、練習用レンジを除けば国際大会はすべて50mとなる。
Q8 : バイアスロンが冬季オリンピックで初めて正式採用された年は?
バイアスロンが五輪正式種目として初めて採用されたのは1960年スコーバレー大会の男子20km個人である。これ以前にも軍事パトロール競技として1924年に行われた例があるが正式競技ではなかった。1960年の導入後、1978年にワールドカップ創設、1984年に女子の世界選手権、1992年に女子五輪種目採用と発展してきた。従って最初の正式開催年が1960年であることは国際バイアスロン連合の記録で確認できる。
Q9 : バイアスロンの男女混合リレー(ミックスリレー)での走順は?
ミックスリレーは男女2名ずつが4区を担当し、順番は女子→女子→男子→男子で固定されている。女子は6km、男子は7.5kmを滑り、各区で伏射・立射を1回ずつ行う。男女の滑走距離差と射撃難度を考慮してこの順序が最もレースをスリリングにすると考えられ採用された。男→女→男→女などの配置は公式戦では用いられず、国際規則(IBU Rule 7.9)にも明記されている事項である。
Q10 : バイアスロンのマススタート種目に出場できる選手数(ワールドカップ基準)は?
マススタートはワールドカップポイント上位や前レース成績を基準に選ばれた30人だけが一斉にスタートする。全員同時に滑り出せる射撃レーンの数(30)が理由で、これを超えると安全確保や時間計測が困難になる。距離は男子15km・女子12.5km、射撃は4回で、成績が一目で分かりやすい人気種目。従って出場枠が30人という数字はルールで厳密に定められている。
まとめ
いかがでしたか? 今回はバイアスロンクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はバイアスロンクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。