フリースタイルスキーの魅力を存分に味わえる、10問のクイズに挑戦しましょう。モーグルの採点配分やオリンピックでの金メダリストなど、この競技の奥深さを理解するのに役立つ内容を厳選しました。ターンの正確さやジャンプの難度、日本選手の活躍など、フリースタイルスキーの多彩な魅力を探っていきます。スキー愛好家はもちろん、これから競技に興味を持つ方にも楽しめる問題ばかりです。さっそくクイズに挑戦してみましょう!
Q1 : フリースタイルスキー男子モーグルで日本人として初めてオリンピックメダルを獲得したのは誰か
原大智は2018年平昌オリンピック男子モーグルで銅メダルを獲得し、日本男子として史上初の表彰台に立った。決勝では果敢にスピードを上げつつターンの安定性を維持し、エアでは高難度のロデオ540をクリーンに決めたことが評価され総合点を伸ばした。それまで日本は女子の里谷多英が金と銅を獲得していたが、男子は入賞にとどまっていた。原の快挙は後進の堀島行真や遠藤尚らにも刺激を与え、日本モーグル界全体が強化策を加速させる契機となった。
Q2 : FISワールドカップの年間総合優勝者に贈られるトロフィーの正式名称はどれか
FISワールドカップではシーズンを通して得点を最も多く獲得した選手にクリスタルグローブ(Crystal Globe)が授与される。これはアルペン、フリースタイル、スノーボードなどFISが管轄する複数競技共通の栄誉で、競技ごとの種目別と総合の2種類がある。透明な水晶製トロフィーは地球儀を模しており、台座には優勝者の名前とシーズンが刻まれる。年間を通じて安定した成績を収めた証であり、五輪メダルとは別軸のキャリア評価として選手から高く認知されている。
Q3 : ハーフパイプ競技に使用される国際大会規格のパイプ壁の高さに最も近い値はどれか
近年のハーフパイプはスーパーパイプと呼ばれる規格で、壁の高さは22フィート、メートル換算で約6.7メートルが標準となっている。高さを増すことで選手は空中へより高く飛び出し、大技を繰り出す滞空時間を確保できる。一方で着地の衝撃も増大するため、壁のアール(曲率)やトランジションの長さを精密に整えることが不可欠だ。雪造形にはGPS制御の雪上車とレーザー測定が用いられ、同寸法の再現性が保たれている。大会によって20フィートパイプも存在するが、ワールドカップやオリンピックは22フィートが公式基準である。
Q4 : オリンピックでフリースタイルスキーが正式競技として初めて採用された大会はどれか
フリースタイルスキーは1988年カルガリー大会でデモンストレーション競技として初登場したが、正式メダル種目となったのは1992年アルベールビル大会のモーグルが最初である。このとき女子では里谷多英が初代女王に輝き、競技の認知度が一気に高まった。エアリアルとバレエ(スキーバレエ)は同大会でデモ枠だったが、後にエアリアルが1994年から正式化され、スキーバレエは消滅した。アルベールビル以降、ハーフパイプ、スロープスタイル、ビッグエアなど種目が拡大し、フリースタイルスキーは冬季五輪の花形競技の一つとなった。
Q5 : スキービッグエアがオリンピック正式種目として初めて実施された大会はどれか
スキービッグエアは2022年北京オリンピックで初めて正式メダル種目として採用された。それ以前はスロープスタイルやハーフパイプが既に行われていたが、ビッグエアはスノーボードで2018年に先行導入されたのみだった。北京では男子はスウェーデンのブローテン、女子は谷愛凌が金メダルを獲得し、大会前から注目された大規模仮設ジャンプ台「首鋼ビッグエア」が話題となった。空中での一発技に特化した種目導入により、競技者はよりダイナミックなギア選択と技術開発を迫られ、フリースタイルスキー全体の技レベル向上が加速している。
Q6 : フリースタイルスキー・モーグル種目において、ターンの採点比率として正しいものはどれか
モーグルはターン・エア・タイムの三要素で評価され、国際スキー連盟(FIS)のルールではターンが60%、エア(ジャンプ)が20%、スピードが20%という配点が定められている。ターンは滑走の大部分を占めるため最も比重が高く、選手はこぶのライン取りや上下動の少なさ、エッジングの正確さなどで高得点を狙う。比率はシーズンや大会で変更されることはほぼなく、長年60%が採用されているため覚えておくと他の配点も推測しやすい。
Q7 : 2022年北京オリンピック女子ハーフパイプで金メダルを獲得した選手は誰か
谷愛凌は中国代表として北京大会に出場し、女子ビッグエアで金、スロープスタイルで銀、ハーフパイプで再び金メダルを獲得した。高さのあるバックトゥバック900や1080といった連続大技を高い完成度で決め、決勝1本目から他選手を大きく突き放す得点を叩き出した。米国育ちでスタンフォード大にも在籍する多彩なバックグラウンドが話題になり、開催国のスターとして世界的に注目された。北京大会以降もワールドカップで安定して表彰台に立ち、女子ハーフパイプの技術レベルをさらに押し上げている。
Q8 : スキークロスでは決勝トーナメント1組あたり何人が同時にスタートするか
スキークロスは障害物が配置されたコースを複数選手が同時に滑走するレース形式の種目で、FISのワールドカップや五輪など主要大会では1ヒート4人制が標準となる。予選はタイムトライアルだが、決勝トーナメントは順位勝ち上がり方式で上位2名が次のラウンドへ進出する。4人同時スタートは接触やライン取りの駆け引きが生まれやすく、観客にとっても迫力ある観戦が可能になるため採用されている。ルール上は特別な場合に5人制などが検討されることもあるが、公式大会では4人が原則である。
Q9 : FIS公認フリースタイルスキー・スロープスタイル競技におけるジャッジパネルは原則何人で構成されるか
スロープスタイルでは滑走中にレール、ボックス、キッカーなど多様なセクションで演技が行われるため、複数の観点から公平に採点できるジャッジ構成が求められる。FISは原則として5名のジャッジを配置し、それぞれが難度、独創性、流れ、着地、全体印象といった要素を総合的に評価する。得点の高低を調整するため最高点と最低点をカットし残り3名の平均を採用する方式が多い。これにより一部ジャッジの主観的な偏りを最小化し、選手にとってより納得感の高い結果が得られる仕組みになっている。
Q10 : トリック名ダブルコーク1440は、宙返りと回転の組み合わせとして正しく示すとどれか
ダブルコークとは軸をずらした宙返りを2回行うコークスクリュー系トリックで、数字はスピン(水平回転)角度を示す。1440は360度×4の意味なので4回転に相当する。つまりダブル(2回)コーク(オフアクシス宙返り)と4回転を同時に行う大技である。スロープスタイルやビッグエアの高得点技として多用され、着地までの姿勢管理と回転量の正確さが求められる。特に角度が横軸に傾くため、視界が限られる中で雪面の位置を把握しなければならず、上級者でも高い空中感覚が必須となる。
まとめ
いかがでしたか? 今回はフリースタイルスキークイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はフリースタイルスキークイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。