1936年ガルミッシュ=パルテンキルヘン冬季五輪でアルペンスキーが初めて正式競技になった際、実施された唯一の種目は何だったか?
1936年大会ではダウンヒル1本とスラローム2本の合計タイムで争うアルペンコンバインドのみが行われた。単独のダウンヒルやスラロームが採用されるのは1948年サンモリッツから、ジャイアントスラロームは1952年オスロからであり、その後1988年にスーパーGが加わる。初期は総合能力を計測する複合種目こそが最も権威あると考えられており、当時のアルペン競技の発展段階を物語っている。さらにこの大会は山岳スキーの普及に大きく寄与し、アルペンスキー人気拡大の契機ともなった。