100mマネキンキャリー with フィンは、前半50mをフィンとシュノーケルを装着したまま高速で泳ぎ、折り返しで水底のマネキンをピックアップし、後半50mを肩に抱えてフィンキックで戻る種目である。シュノーケルを使うことで潜水せず呼吸を確保しながら前進でき、スピード維持と姿勢安定が図られる。ターン時の潜降・浮上動作をいかに素早く行うかがタイム短縮のカギで、フィンワーク、マネキンの抱え方、隊員の水中姿勢など総合的技術力が要求される。国際大会では1秒未満の差で順位が入れ替わることも珍しくないスリリングな競技である。