深い水域での再乗艇時に、セイルの揚力を利用して水中から直接ボードに立ち上がるテクニックは?
ウォータースタートは腰までの水深がある場所で有効な中上級者向け再乗艇法で、セイルを水面に寝かせ風を受けさせて揚力を発生させ、その力でライダーが水から押し上げられる。アップホールラインを使わないため体力消耗が少なく、荒れた海面や強風下でセイルを手繰り寄せる必要がない利点が大きい。コツはボードを風下側に配置しセイルリフトを感じた瞬間に後足をデッキへ置き、前足を素早く引き寄せるリズム。失敗するとマストに叩かれるリスクがあるため、十分な安全距離と練習が不可欠である。