スタート直前など加速を得るため、ライダーが腕と脚を使って意図的にセイルを前後に動かし風を送り込む動作を何と言う?
パンピングは静止気味の艇に人工的な風を作り出して一時的に帆走力を高めるテクニックで、レースではスタートやマーク回航直後の加速局面で多用される。ルール上許可される範囲で連続的にセイルを引き込み、ボードに推進力と揚力を与えることで早くプレーニング状態へ入れる。持久力とリズムが要求され、やり過ぎると失速するため経験が必要。オリンピッククラスでは審判の監視下で回数制限などが課されるが、適切に行えば大きなアドバンテージを生む重要技術である。