公式スピードルートで選手がクリップするクイックドローの数は?
スピードクライミングでは自動確保装置(オートビレイ)が上部に設置され、競技中にロープをクリップする動作は一切行わない。そのためクイックドローは0本である。もしクリップ動作が必要なら大幅な時間ロスとなり競技性が失われる。リード種目では10本以上のクイックドローをクリップするのが一般的だが、スピードは純粋なタイムアタックであるため、安全はオートビレイと着地マット、そして認定ロープで確保されている。観客が一目で速さを比較できるよう、ルールが簡潔に設計されている点も特徴だ。