ペイントボールクイズ
ペイントボールは、カラフルなボールを撃ち合うスリリングなアウトドアスポーツです。安全性を重視しつつ、臨場感あふれるゲームを楽しめるよう、さまざまなルールや装備が定められています。この記事では、ペイントボールの基礎知識に関する10問のクイズを用意しました。ペイントボールの歴史や技術、競技ルールなどについて、ゲームを深く理解できる内容となっています。ペイントボール初心者からファンまで、幅広い読者の方に楽しんでいただけると思います。
Q1 : 安全管理のためゲーム外でマーカーに装着を義務付けられる『バレルブロッカー』の代表的な形状はどれか?
バレルブロッカーは誤射を防ぐため銃口を物理的に塞ぐ安全装置で、最も普及しているのが布製ポケットに伸縮コードを備えた『バレルソック(ソックカバー)』である。バレルクロスは1990年代に使われたが弾速で押し出される事故があり徐々に廃止された。サプレッサーやサイトスコープは安全装置ではなく、射撃音の低減や照準補助に過ぎない。多くのリーグ規定ではフィールド外でソック未装着の場合は退場ペナルティとなるため、正解はバレルソック。
Q2 : ペイントボールマーカーの動力源として大会レベルで最も一般的に使われる高圧ガスはどれか?
かつては液化CO2が主流だったが、気温によって圧力が大きく変動するため発射速度が不安定になる欠点があった。高圧圧縮空気は気温の影響を受けにくく、バルブ内部の凍結も起こらないため近年の競技では事実上の標準となっている。窒素も理論的には同等だが専用充填設備が必要で普及度が低く、プロパンは燃焼の危険があるため使用禁止。したがって最も一般的なのは高圧圧縮空気である。
Q3 : 一般に『.68口径』と呼ばれるペイントボールの直径はおよそ何インチか?
現在レジャーおよび大会で標準とされるペイントボールは直径約17.3ミリメートルであり、インチ表記では0.68インチと呼ばれる。0.50インチ球も低衝撃バージョンとして存在するが主流ではなく、.62や.72はかつて試験されたが使われていない。バレルの内径やホッパーのフィードサイズ、クロノグラフの換算式なども0.68を基準に設計されるため、正解は.68インチである。
Q4 : 競技形式『Xボール』で、フィールドに同時に出場できる1チームあたりのプレーヤー人数は?
Xボールは短時間で連続ポイントを争うスピーディーな形式で、1990年代後半に登場した。当初は7人制だった10マン競技を小規模化しつつ、スライディングや連携を重視できる最適人数として5人が採用された。試合は制限時間内に何本もラウンドを行い、選手は得点後ただちに交代できる。3人だと前後ラインが不足し、7人では展開が重くなるため国際リーグでは5人が公式規格となっている。よって正解は5人。
Q5 : ペイントボール用フェイスマスクが安全試験で満たすべき基準としてASTM F1776が定める最大貫通エネルギーは約何ジュールか?
ASTM F1776は米国材料試験協会がペイントボールマスク向けに策定した規格で、0.68口径、初速300fpsの弾丸が1メートル以内から当たってもレンズやフレームが破損・貫通しないことを求めている。弾の運動エネルギーを計算すると約2.9ジュールであり、試験では3J相当のエネルギーを複数回照射しても安全であることを確認する。1.5Jでは基準を満たさず、7.5Jや12Jは実使用より大幅に高すぎる。したがって正解は3.0J付近の選択肢2である。
Q6 : フィールド入場前に行う『クロノチェック』で使用する計測器クロノグラフの主な測定項目は何か?
クロノグラフは光センサーやレーダーを使ってマーカーから発射されたペイントボールがセンサー区間を通過する時間を測定し、そこから秒速とフィート毎秒を算出する機器である。大会運営や保険契約では弾速が300fps以下であることが義務付けられており、フィールド入口で全選手が計測を受ける。音量や回数は付随情報に過ぎず、弾の湿度は装置では測れない。弾速以外を確認しても安全値は判断できないため、正解は弾速である。
Q7 : 自然の林間フィールドでカモフラージュ装備を用い、長いゲーム時間で行うプレースタイルは一般に何と呼ばれるか?
ペイントボールには主にスピードボールとウッズボールという二大スタイルがある。スピードボールは障害物が整然と配置された小規模な平地で短時間の試合を行うのに対し、ウッズボールは森林や自然地形を生かし、リアルな戦闘ごっこや長時間のシナリオを楽しむ形式である。ミルシムはウッズボールの一種で軍装再現要素が強いが一般的呼称ではない。シナリオボールはイベント名であり、広義にはウッズボールに含まれるため、正式なスタイル名として正解はウッズボール。
Q8 : ペイントボール弾の外殻素材として最も一般的に用いられている消化性のある物質は何か?
ペイントボールのシェルは食品用と同等品質のゼラチンを回転式モールドで二枚成形し、中に水溶性着色液を封入して作られる。ゼラチンは口に入れても無害で、土壌微生物によって容易に分解されるため環境負荷が小さい。ポリカーボネートやアルミニウムで作ると破片が鋭利になる上、分解されず環境に残留する。天然ゴムは伸縮性に優れるが破裂しにくくマーキング目的を果たさないため採用されない。ゆえに正解はゼラチンである。
Q9 : 世界で最初の市販ペイントボールマーカーを用いた公式ゲームが米国ニューハンプシャー州で行われたのは西暦何年か?
ペイントボールの起源は林業や畜産で木や家畜をマーキングするNel-Spot007ピストルだった。12名の友人がこれを使って遊べるサバイバルゲームを思いつき、1981年6月27日にニューハンプシャー州ハネカーで初の公式試合を開催した。このイベントは雑誌Sports Illustratedにも掲載され、一日で三種目を実施、勝者は銃撃を一度も受けなかったフォレスターのマンロー氏だった。1970年代後半には実戦テストはあったが正式競技化は1981年が最初である。
Q10 : ペイントボールでマーカーの銃口速度として国際的に推奨され、多くのフィールドで厳格にクロノグラフチェックされる上限値は毎秒何フィートか?
300fpsという数値は、人体への安全性とゲームの爽快感を両立させる基準として確立されている。約91m/sに相当し、皮膚へのダメージが許容範囲に収まりつつ、弾道が直進的でゲーム性を損なわない速度だからだ。350fpsを超えるとクローズレンジで皮膚の裂傷や眼球損傷の危険が増すため保険基準が通らず、多くの大会や保険会社は300fpsを超えないことを義務付けている。従って300fpsが正解。
まとめ
いかがでしたか? 今回はペイントボールクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はペイントボールクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。