ボクシングは激しい闘いの末に、時に歴史に残る伝説が生み出されるスポーツです。この記事では、男子プロボクサーの驚くべき記録や偉業、そして日本人ボクサーの輝かしい足跡に迫ります。5階級制覇や20連続防衛といった前人未到の記録、オリンピック金メダルの快挙など、ボクシングの歴史を彩る重要な出来事を10問のクイズでお届けします。ボクシングの魅力を存分に感じていただける内容となっております。ぜひ、クイズにチャレンジしてみてください。
Q1 : ミドル級で20回連続防衛という前人未到の記録を打ち立てた王者は誰?
ベルナール・ホプキンスは1995年にIBFミドル級王者となって以降、2005年にジャーメイン・テイラーに敗れるまで10年間で20度防衛に成功。巧みなクリンチワークと老練な試合運びで“エグゼキューショナー”の異名を取り、カルロス・モンソンの14度、ハグラーの12度を大きく上回るミドル級最多連続防衛記録を樹立した。
Q2 : フィリピン初の世界王者となり、1923年にフライ級王座を獲得したボクサーは誰?
パンチョ・ビラ(本名フランシスコ・ギリエルド)は1923年にニューヨークでジミー・ワイルドを7回KOし、フィリピン人初の世界王者となった。快進撃は植民地支配下の祖国に希望を与え、短命ながらも後のエルルデやパッキャオらフィリピンボクサーの礎となる。25歳で急逝したものの、その功績から国民的英雄として今も敬愛されている。
Q3 : 日本人でオリンピックボクシング初の金メダルを獲得した選手は誰?
村田諒太は2012年ロンドン五輪ミドル級で金メダルを獲得し、日本ボクシング史上初のオリンピック金メダリストとなった。準決勝ではリオ五輪王者となるベクテミル・メリクジエフを破り、決勝ではエスキバ・ファルカンをポイントで下す完勝。重厚な右ストレートと前進圧力で世界の強豪を制した快挙は、プロ転向後の世界王座獲得への布石となった。
Q4 : 今日の世界戦が12回制で行われるようになる以前、1970年代まで主流だったラウンド数は?
1983年のWBCルール改正以前、世界タイトルマッチの標準は15ラウンド制だった。1982年のデューク・クー・キム死亡事故など安全面への懸念から主要団体が12回へ短縮したが、15ラウンド時代にはアリ対フレージャー第3戦など持久力と駆け引きが色濃く問われる名勝負が多数生まれ、ボクシングの黄金期を形作ったと評価されている。
Q5 : 1990年に東京ドームでジェームズ“バスター”ダグラスにKO負けを喫し、世紀の番狂わせと呼ばれた当時のヘビー級王者は誰?
1990年2月11日、東京ドームで無敗の統一王者マイク・タイソンが38対1の下馬評を覆されてバスター・ダグラスに10回KO負け。ダグラスの長いジャブと右アッパーに苦しめられたタイソンは8回にキャリア初のダウンを喫し、10回の連打で沈んだ。この敗戦はスポーツ史上最大級のアップセットとされ、ボクシング界に衝撃を与えた。
Q6 : 男子プロボクサーで史上初めて公認団体の世界王座を5階級で制覇したのは誰?
シュガー・レイ・レナードは1988年11月、ドニー・ラロンドとのタイトル戦でWBCライトヘビー級とスーパー ミドル級を同時に奪取し、ウェルター、スーパーウェルター、ミドルと合わせて前人未到の5階級制覇を成し遂げた。軽量級出身ながら20ポンド以上上の階級で王座を獲得した快挙は当時大きな衝撃を呼び、後世の多階級制覇ブームの先駆けとなった。
Q7 : 日本人初の世界3階級制覇王者となったボクサーは誰?
亀田興毅は2006年にWBAライトフライ級、2009年にWBCフライ級、2010年にWBAバンタム級を制覇して日本人初の世界3階級制覇を達成した。兄弟3人全員が世界王者という話題性もさることながら、最小限の体重移動で3階級を制した巧みなマッチメークとプレッシャーファイトは国内外で賛否を呼び、日本ボクシング界の多階級挑戦に火を付けた。
Q8 : プロキャリアで公式記録上ただ一度ダウンを奪われたフロイド・メイウェザーJr.の相手は誰?
2001年のカルロス・エルナンデス戦でメイウェザーは左拳を痛め、痛みでバランスを崩した際にグローブがキャンバスに触れた。レフェリーはルールに従いダウンを宣告し、これがメイウェザー唯一の公式ダウンとなった。パンチによる明確なノックダウンではなかったが、無敗王者のキャリアに刻まれた希少なシーンとして語り継がれている。
Q9 : マイク・タイソンが史上最年少でヘビー級世界王座を獲得したときの年齢は?
1986年11月22日、20歳4か月22日のマイク・タイソンはトレバー・バービックを2回TKOで下しWBCヘビー級王座を獲得、フロイド・パターソンの持つ最年少記録を更新した。強烈な左右フックと圧倒的なフィジカルで王座に就いた若きタイソンは翌年WBAとIBFも統一し、史上最年少のヘビー級統一王者としてリングを席巻した。
Q10 : 1974年の通称“キンシャサの奇跡”で、モハメド・アリが『ロープ・ア・ドープ』戦術で倒した相手は誰?
1974年10月30日ザイール・キンシャサで行われたアリ対フォアマン戦(ランブル・イン・ザ・ジャングル)は、当時無敗のハードパンチャーだったフォアマンに対しアリがロープ際で被弾を受け流しスタミナを奪う『ロープ・ア・ドープ』戦術を敢行。8回に右ストレートで逆転KOし、下馬評を覆した歴史的勝利として語り継がれている。
まとめ
いかがでしたか? 今回はボクシングクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はボクシングクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。