ディスクゴルフの競技経験は浅くても、このクイズに挑戦してみると、その奥深い世界をより理解できるはずです。ティーパッドやサークル1、ハイザーなど、ディスクゴルフ特有の用語や概念について学べるほか、メジャー大会の歴史や有名プロ選手の情報にも触れられます。初心者からベテランまで、ディスクゴルフの魅力を感じられる内容となっています。さあ、さっそくクイズにチャレンジしてみましょう。
Q1 : 右利きバックハンド(RHBH)でディスク左縁を下げた角度で投げ、左に曲がる基本ショットは何と呼ばれる? アンハイザー ハイザー フラット トマホーク
ハイザーとは、RHBHの場合にディスクの左縁を下げ右縁を上げるような角度で放つ投げ方で、空力的にディスクは左へ曲がりながら安定して落下する。逆に右縁を下げる角度はアンハイザーと呼ばれ右へ曲がる。ハイザーは風の影響を受けにくくラインを読みやすいことから、プロ・アマを問わず最も頻繁に使用される基本ショットの一つである。ディスクの安定性や速度クラスを理解し、適切なハイザー角を付与することで狙った落下点へ高精度にアプローチできる。
Q2 : 2008年に千葉県鴨川市で竹製バスケットを使用して行われたPDGAメジャー大会の名称は? Japan Open Asia Open Tokyo Classic Rising Sun Open
『Japan Open Disc Golf Championships』は1985年に静岡県富士宮市で始まり、2008年には千葉県鴨川市の鴨川カントリークラブで開催されたPDGAメジャー大会として知られる。金属ではなく竹で作られたオリジナルバスケットを使用するユニークさが特徴で、日本の伝統美を世界へ発信する目的があった。ケン・クライモ、ポール・マッベスなど多数のトッププロが参戦し、アジア初のPDGAメジャーとして歴史的意義が大きい。
Q3 : 一般的に最もスピード(初速)が高いディスクのクラスは? パター ミッドレンジ フェアウェイドライバー ディスタンスドライバー
ディスクはリム形状によりパター、ミッドレンジ、フェアウェイドライバー、ディスタンスドライバーに分類される。ディスタンスドライバーはリムが最も広く空気抵抗が少ないため初速が出やすく、PDGAフライトナンバーではスピード13〜15のディスクがこれに当たる。適切なフォームがあれば150メートル超の飛距離も狙えるが、リリース角や回転数がシビアで初心者には扱いが難しい。通常は最長ホールや追い風のティーショットで使われる。
Q4 : コース上に設置されたマンドを通過できなかった場合の基本的な処置として正しいのは? 1ストローク追加 2ストローク追加 同じ位置から投げ直し+1ストローク ホール失格
コース上の特定の木やポールを必ず通過させる方向を指定するものをマンドと呼ぶ。PDGAルール804.02によればマンドを守れなかった場合は1ペナルティストロークを加算し、ドロップゾーンがない限り元のライまたは直前のライに戻って投げ直すストローク・アンド・ディスタンスの処置が適用される。これによりプレーヤーが意図的にマンドを無視することを防ぎ、設計者のコース意図と他プレーヤーの安全を確保している。
Q5 : ディスクゴルフプロツアー(DGPT)で年間ポイント1位に与えられる公式タイトルは? グリーンジャケット ツアーポイントチャンピオン ディスクロード スローアーズカップ
北米を中心に開催されるディスクゴルフプロツアー(DGPT)では、シーズン各大会の成績に応じたポイントを累積し最多ポイント選手に『ツアーポイントチャンピオン』の称号が授与される。男子ではリッキー・ワイソッキ、女子ではミッシー・ギャノンやペイジ・ピアースらがタイトルを争う。年末に行われるプレーオフ形式のツアーチャンピオンシップとは別枠で、年間を通じた安定感と大会出場数が評価されるため、選手の戦略やスポンサー価値にも大きく影響する。
Q6 : 2023年時点でプロ選手Ricky Wysockiがメインスポンサー契約を結んでいるディスクメーカーは? イノーバ ディスクラフト ダイナミックディスクス MVPディスクスポーツ
リッキー・ワイソッキは長年イノーバに所属していたが、2022シーズンからダイナミックディスクスへ移籍し、総額400万ドル+ビットコインという業界最高水準の契約を締結した。2023年現在も同社の看板プロとして活躍し、シグネチャーモデル『Sockibomb Slammer』などの限定ディスクが発売されている。契約にはジュニア育成基金への拠出や成績ボーナスも含まれ、用具選択だけでなくコミュニティ支援やブランド戦略にも大きな影響を及ぼしている。
Q7 : ディスクゴルフで、各ホールの理想打数を示す用語は? バーディー パー ボギー エース
ゴルフと同様、ディスクゴルフでも各ホールにはその長さや障害物の配置などを基に設計者が決めた理想打数「パー」が割り当てられる。公式スコアカードやUDiscなどでも、この数値を基準にバーディー(-1)やボギー(+1)が計算される。パーを理解しないと戦略を立てたりラウンド結果を比較したりすることができないため、競技を行ううえで最も基本的かつ重要な概念となる。
Q8 : PDGAが定める競技ディスクの最大直径(おおむね)として正しいのは? 21.2cm 21.4cm 21.8cm 22.0cm
PDGAの機材規格では、公式競技で使用できるディスクの最大直径は21.83センチメートル(8.5インチ)と定められている。これ以上大きい模型ディスクはレクリエーション用途としては投げられるが、トーナメントでは失格の対象となる。また直径が大きいほどリム幅が広くなり空力的に伸びる一方、リリースが難しくなるなど性能にも影響する。規格を把握しておくと新作ディスクを選ぶ際の参考になる。
Q9 : ティーショット時にスローイングプレーヤーが足を置かなければならない長方形エリアの名称は? ティーパッド フェアウェイ グリーン サークル1
ティーショットの際に投げ手が足を置く長方形のエリアを「ティーパッド」と呼ぶ。多くはコンクリートや人工芝で作られ、雨天でも滑りにくい素材が選ばれる。PDGAルールではティーパッドの奥行きは最低3メートル、幅は1メートル以上が推奨され、スロー動作中は少なくとも片足がこの範囲内に残っていなければならない。適切なティーパッドは安定したフォームを支え、フェアウェイの保護にも寄与するため、コース設計で最重視される要素の一つとされている。
Q10 : PDGAルールで定義される『サークル1』の半径はバスケット中心から何メートル? 5m 7m 15m 10m
PDGAの公式ルールでは、バスケット中心から半径10メートル以内の円を『サークル1』と定義する。この範囲内ではパット時に体のバランスを崩して前へ踏み出すフォロースルーが禁止され、ディスクが完全に静止するまで軸足が元の位置に残っていなければならない。『サークル1』という設定により近距離パットの技術とメンタルが明確に評価されるほか、統計項目として『C1X成功率』などが抽出されるため、パフォーマンス分析に欠かせない概念となっている。
まとめ
いかがでしたか? 今回はディスクゴルフクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はディスクゴルフクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。