ボックスラクロスの競技特性を理解し、ファンやプレイヤーの関心を集めるべく、10問のクイズをお送りいたします。この競技は屋内リンクで行われ、フィールドラクロスとは大きく異なるルールが設けられています。ゴール、ショットクロック、選手人数、ペナルティ時間など、ボックスラクロスならではの基本情報を問題化しました。答えを見つけながら、この競技の迫力と戦術の面白さを感じ取っていただければ幸いです。
Q1 : ボックスラクロスでは守備側が自陣からセンターラインを越えるまでに許される『カウント』は何秒か?
ボックスラクロスでは、守備側が自陣でボールを取得した後8秒以内にセンターラインを越えなければ『8カウント』の反則となり攻撃側に交代する。狭いリンクでのスピード感を維持するために設けられ、フィールドラクロスの20秒クリアに比べてかなり短い。5秒や6秒では時間が足りず、10秒ではテンポが落ちるため採用例はない。したがって正解は8秒である。
Q2 : 現在のNLL(ナショナル・ラクロス・リーグ)の前身であるイーグル・プロ・ボックスラクロス・リーグが創設された年は?
現在のNLLは1987年にイーグル・プロ・ボックスラクロス・リーグとして米国ペンシルベニア州で設立されたのが起源である。1998年にNLLへ改称したが、創設年として公式に掲げるのは1987年で、これ以前の1983年や1985年、1986年にはまだ北米でプロのボックスラクロスリーグは存在しなかった。よって正解は1987年である。
Q3 : ワールドインドアラクロス選手権(WILC)の2003年大会から2019年大会まで5連覇を達成した国は?
ワールドインドアラクロス選手権は2003年の初開催から4年ごとに行われ、2003年・2007年・2011年・2015年・2019年の5大会すべてでカナダ代表が金メダルを獲得している。屋外ラクロスでも強豪だが、室内ではNLLの主力選手が大半を占めるため戦力差が顕著で、イロコイや米国は準優勝に甘んじている。したがって5連覇を達成した国はカナダである。
Q4 : NLLの公式ルールでゴールクリーズはゴール前に設定された半径何フィートの円で示されるか?
NLLルールではゴールクリーズはゴールの中心を起点とした半径9フィート(約2.74m)の円で描かれる。クリーズ内への攻撃側の侵入は得点を無効にし、防御側もクリーズを離れた状態でのボール保持に制限がかかる。フィールドラクロスの6フィートクリーズより広く設定されているのは、屋内でゴーリーがより大きな装備を着けるため安全距離を確保する意図がある。従って正解は9フィートである。
Q5 : ボックスラクロスで守備側が攻撃側の選手に対しスティックを両手で持ち体で押し付ける「クロスチェック」が合法となる部位は?
ボックスラクロスではクロスチェックが合法な珍しいスポーツだが、許可されるのは相手の肩から腰までの前面への押し付けに限られる。頭部や背中、高さの低い膝下への接触はダンジャラスヒットとして即座にペナルティを取られる。限定的に認めることで激しさと安全性を両立している点が競技の特徴であるため、正解は肩から腰の間となる。
Q6 : ボックスラクロスで使用される公式球の主素材は?
ボックスラクロスで用いられる公式球は、外周62.8〜64.77mm、重量140〜147gのソリッドラバー製である。野球のようなコルク芯やレザー縫い付けは存在せず、プラスチック中空球は練習用に留まる。合成ゴムは温度変化に強く、リンクの硬質床で何度もバウンドしても変形しにくい特性が求められるため採用されている。したがって主流素材は合成ゴムである。
Q7 : ボックスラクロスのマイナーペナルティの標準的なペナルティタイムは?
ボックスラクロスのペナルティはアイスホッケーに似た時間制。最も軽い『マイナー』は2分で、選手はペナルティボックスに入りその間チームは数的不利となる。30秒はショットクロックで3分は国際大会特例、5分はメジャーやファイト時に適用される。2分経過または失点で釈放されるシステムが戦術に影響を与えるため、マイナーの基準は2分と覚える。
Q8 : ボックスラクロスで使用されるゴールの大きさ(幅×高さ)は?
ボックスラクロスのゴールはアイスホッケーリンク上に置かれるため、幅も高さも4フィート(約1.22m)という規格で統一されている。フィールドラクロスの6×6フィートよりも小さく、ゴーリーが装着する大きなプロテクターと相まってシュートコースが著しく狭い点が競技特有の駆け引きを生む。したがって正解は4フィート×4フィートである。
Q9 : ボックスラクロス公式戦で攻撃側がシュートを打つまでに与えられるショットクロックの秒数は?
ボックスラクロスのショットクロックはバスケットボールと同じ概念で、攻撃側が保持してから30秒以内に枠内シュートまたはゴールネットに当てなければならない。30秒を超えるとホイッスルで攻守交代となり速いテンポが維持される。NLL、世界選手権ともに30秒が国際標準であり、24秒や35秒などは公式戦では用いられないため正解は30秒である。
Q10 : ボックスラクロスで一度にフロア上に出場できる各チームの選手数(ゴーリー含む)は?
ボックスラクロスは狭い室内リンクを想定した6人制競技で、各チームはゴーリー1名とランナー5名を同時に出場させる。フィールドラクロスの10人制とは異なり、少人数で常に攻守が入れ替わるため選手は激しい交替を繰り返す。7人や8人は規則上存在せず、5人のみではゴーリーを含めた人数にならない。従って正解は6人である。
まとめ
いかがでしたか? 今回はボックスラクロスクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はボックスラクロスクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。