フィールドホッケーは世界中で愛されるスポーツの1つであり、その競技ルールや戦術、歴史には奥深さがあります。この記事では、10問のクイズを通して、フィールドホッケーに関する様々な知識をお届けします。ピッチの寸法、選手数、試合時間の構成、警告カードの仕組み、シュートのルール、歴代の強豪国など、フィールドホッケーの基本から奥の手まで、クイズを解きながら楽しく学んでいただけます。ホッケー愛好家はもちろん、これから競技に触れようとする方にも、この記事がフィールドホッケーへの理解を深める一助となれば幸いです。
Q1 : 女子フィールドホッケーワールドカップで最多優勝を誇る国は?
女子フィールドホッケーワールドカップは1974年に始まり、歴代最多優勝を誇るのがオランダ代表である。2022年大会終了時点で9度の頂点に立っており、その攻撃的かつ組織的なパスワークは“オレンジマシーン”の異名を持つ。アルゼンチンやオーストラリアも強豪だが、長期的な育成システムと国内リーグの充実を背景にしたオランダの層の厚さは群を抜いている。
Q2 : フィールドホッケーの選手交代に関する現在の国際ルールで正しいものはどれか?
フィールドホッケーでは選手交代がバスケットボールのように自由で、試合中いつでも何度でも行えるローリングサブスティテューション制度が採用されている。交代回数や人数の制限はなく、ベンチ前の交代ゾーンを通るだけでゲームは続行されるため、ハイテンポな展開を保てる。ただしペナルティーコーナーの最中はゴールキーパー以外の交代が禁止されるなど細かな例外があるので注意が必要だ。
Q3 : 東京2020オリンピック男子フィールドホッケーで金メダルを獲得した国は?
東京2020オリンピック男子ホッケー競技は2021年に開催され、決勝でベルギーがオーストラリアをシュートアウトの末に破り初の金メダルを獲得した。ベルギーは長年欧州の中堅国だったが、2008年頃から強化策を徹底し、2018年ワールドカップ優勝、2019年欧州選手権優勝など実績を積み上げてきた。高度なプレスと精緻なパスワークを武器に、現代ホッケーの新興強豪として君臨している。
Q4 : フィールドホッケーの国際規格ピッチで長辺にあたる距離はおよそ何メートルか?
国際ホッケー連盟が定めるフィールドホッケー競技用ピッチは長さ91.40メートル、幅55メートルが標準で、人工芝が一般的である。サッカーのピッチよりやや短く、ラグビーより細長いこのサイズはルール制定当時のイングランドのクリケット場に合わせて決められたと言われる。長さが合っていないと公式戦は開催できず、国内大会でも必ずこの基準が使われる。
Q5 : 国際大会で1チームがフィールド上に出場できる選手数は何人か?
フィールドホッケーは伝統的にサッカーと同じ11人制で行われ、攻撃10人と専任ゴールキーパー1人で構成される。選手数の変更実験は時折行われたが、国際大会では11人制が維持されている。ちなみにインドアホッケーは6人、7人制ホッケーはかつてワールドリーグで試行されたが定着しなかった。よって国際公式戦の出場選手は11人で覚えておく必要がある。
Q6 : 2015年以降の国際公式戦で採用されている試合時間の構成はどれか?
2015年以降、国際ホッケー連盟は試合のテレビ映えと選手の負荷軽減を目的に、従来の35分ハーフ制から15分×4クオーター制へ全面移行した。各クオーター間には2分のインターバル、第2と第3クオーターの間にはハーフタイムとして10〜15分の休憩が入る。これにより戦術の修正機会が増え、放送局がCMを差し込める余裕も生まれた。現在の国際大会はすべて4クオーター制で行われる。
Q7 : ペナルティーコーナーでゴールライン上に立てる守備側選手の最大人数は?
ペナルティーコーナーでは守備側はゴールライン上に最大5人しか配置できず、そのなかには通常ゴールキーパーが含まれる。残りの選手はセンターラインの後方に待機しなければならない。この制限は攻撃側に数的優位を与え、得点機会を高める目的がある。かつては6人を認める大会もあったが、現在の国際規則では5人で統一されているため覚えておこう。
Q8 : 国際試合で2分間の一時退場を科す警告カードの色は?
フィールドホッケーのカードはサッカーと異なり3色あり、グリーンは軽微な反則に対する警告として出され、直後から2分間の一時退場となる。イエローはより重い反則で5分以上、レッドは試合からの完全退場を示す。グリーンカードは数的不利が短時間で済むため選手にとっては重大ではないように見えるが、連続して出されるとチームのリズムを崩すので極力避けたい。
Q9 : スティックで正規にボールを扱える面はどこか?
競技用スティックは片面が平ら、もう片面が丸く設計されており、ルール上ボールを扱えるのは平らな面だけである。裏面や縁でボールを扱うと危険な方向へ跳ねやすく、反則が取られる。初心者は裏表を間違えやすいが、国際レベルの試合でも慌てた選手が裏面でヒットして笛を吹かれる場面がある。練習段階からフラット面のみを使う感覚を身につけることが重要だ。
Q10 : 得点が認められるために攻撃側がシュートを放つ必要があるエリアは?
得点を成立させるにはボールがゴールに入る前にシュートがシューティングサークル内、いわゆるDの内側から打たれていることが条件となる。サークル外から放ったボールが直接ゴールに入っても得点にはならず、途中で攻撃側か守備側のいずれかがサークル内で触れた場合のみ有効となる。このルールがあるため、守備側はサークルへの侵入を最優先で阻止し、攻撃側はサークルトップ付近のスペースを作り出す戦術を取る。
まとめ
いかがでしたか? 今回はフィールドホッケークイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はフィールドホッケークイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。