ラグビーセブンズは、ラグビーユニオンの7人制バージョンです。フィールドに7人しか出られず、1試合14分間と15人制に比べてスピーディーな展開が特徴です。1924年以来五輪を離れていた15人制ラグビーが、2016年リオデジャネイロ五輪でセブンズ形式で復活し、男女ともに人気を集めています。この記事では、そんなラグビーセブンズの魅力を10問のクイズで紹介します。ルール、大会歴史、有名選手など、ラグビーセブンズの知識が深まる内容となっています。ラグビーファンはもちろん、初心者の方にもお楽しみいただけるはずです。
Q1 : ラグビーセブンズでトライ後の得点チームから行われる再開方法はどれか。
セブンズでは得点後にプレーを素早く再開するため、トライを挙げた側がハーフウェーラインからドロップキックで試合を再開する。15人制では失点側がキックオフを行うため、ここが最も混同されやすいルールの一つとなっている。得点したチームが蹴ることですぐに守備へ切り替わり、リスタートの技術が勝敗を左右する要素となる。高く短いキックを蹴って自らボールを奪い返す戦術も頻繁に見られ、セブンズ特有のダイナミックな展開を生み出している。
Q2 : ラグビーセブンズでイエローカードを受けて一時的退出となった選手がシンビンで待機する時間は何分か。
イエローカードによる一時的退出は15人制では10分だが、セブンズは合計試合時間が短いため2分と設定されている。14分のうちの2分は実質約14パーセントを欠く計算になり、数的不利の影響が非常に大きい。そのため不用意なハイタックルやオフサイドは即座に失点に直結する。ベンチには交代枠があるものの、イエローの選手は時間が経過するまで戻れないため他の選手でカバーしなければならない。規律の重要性が際立つルールだ。
Q3 : 2016年リオデジャネイロ五輪男子ラグビーセブンズの決勝戦で、フィジーが金メダルを懸けて対戦した相手国はどこか。
2016年リオ五輪男子決勝はフィジー対イギリス連合チームで行われ、フィジーが43対7で圧勝し同国史上初の五輪金メダルを手にした。イギリス連合はイングランド、スコットランド、ウェールズの選手で構成されたが、フィジーは序盤からオフロードパスを連発し前半だけで29点を奪った。国技級の人気を持つフィジーにとってこの優勝は国家的偉業とされ、帰国後には首相が休日を宣言した。決勝の結果はセブンズ史に残る象徴的なスコアである。
Q4 : 女子版のHSBCワールドラグビーセブンズシリーズが最初に開幕したシーズンはいつか。
女子のワールドラグビーセブンズシリーズは男女平等推進の流れを受け2012−13シーズンに創設された。最初の大会はドバイで開催され、その後ヒューストン、広州など全6ラウンドで争われた。オーストラリアとニュージーランドが当初から強さを示し、現在はフルタイム契約を持つ国が増えてレベルが急上昇している。女子シリーズの整備はオリンピック採用への布石ともなり、競技人口や放映機会を大きく押し上げた。
Q5 : ワールドラグビーの現行規定で、ラグビーセブンズの1試合において交代できる最大人数は何人か。
セブンズのチーム登録は12人で、7人が出場し最大5人まで交代できる。かつては3人だったが競技の高速化と選手の安全確保の観点から枠が拡大された。交代は一度下がった選手が再出場できるリピート交代も認められるため戦術的に重要で、特に連続試合が続くトーナメントでは体力温存策として多用される。オリンピックでは大会要項により交代6人が許可されたが、ワールドラグビー主催大会の標準は5人である。
Q6 : ラグビーセブンズで、1チームがフィールド上に出場できる選手の人数は何人か。
ラグビーセブンズという名称が示す通りフィールドに立つのは7人である。15人制より大幅に人数が少ないため同じ広さのピッチに空間が生まれスピード重視の展開になる。スクラムは3人ずつでラインアウトも簡略化されるが、得点方法や基本的反則は15人制と共通なので初心者でもルールを追いやすい。7人という人数設定がゲームのカラーを決定づけており、攻守の切り替えの速さが最大の魅力となっている。
Q7 : ラグビーセブンズがオリンピック正式競技として採用され、男女ともにメダルが争われた最初の大会はどの開催年か。
ラグビーは1924年に15人制で姿を消して以降長らく五輪から遠ざかっていたが、短時間でテレビ映えするセブンズ形式が評価され2016年リオ大会で92年ぶりに正式競技として復活した。男女とも採用されたことで世界各地域が強化に乗り出し競技人口が急増した。リオ大会ではフィジー男子が悲願の初金メダルを獲得し、女子はオーストラリアが制覇した。セブンズの五輪入りは競技普及の転換点となっている。
Q8 : 国際ルールで定められているラグビーセブンズの1試合の通常のプレー時間は前後半合計で何分か。
セブンズは試合のテンポを高めるため前後半各7分の計14分と定められている。決勝など一部の試合では前後半10分ずつの20分に延長される場合があるが、それでも15人制の40分ハーフと比べればはるかに短い。短時間で複数試合を消化できるため大会は2日間程度で完結し観客は一日で何度も同じチームを見られる。プレー時間が短い分、選手はほぼ全力疾走を続けるため運動負荷は極めて高い。
Q9 : 2023年シーズン終了時点で、HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ男子部門の総合優勝回数が最も多い国はどこか。
HSBCワールドラグビーセブンズシリーズは1999−2000年にスタートし年間複数ラウンドの総合ポイントで王者が決まる。ニュージーランドは初年度から六連覇を果たすなど圧倒的強さを示し2023年終了時点で14回の総合優勝を誇る。近年はフィジーや南アフリカも台頭しているが、それでも累積タイトル数では依然としてニュージーランドが群を抜く。少年期からのハンドリング技術教育と豊富な選手層が長期的な成功の要因と分析されている。
Q10 : 世界最古のセブンズ大会として知られ、1883年に初開催された大会が行われたスコットランドの町はどこか。
ラグビーセブンズはスコットランド国境地方の小さな町メルローズで1883年に地元クラブの資金集めを目的として考案されたのが起源とされる。大会はメルローズセブンズと呼ばれ現在も毎年春に開催されている。通常の15人制よりも準備が簡単で試合回転が速いので一日イベントに適し、その魅力が国内外に波及した。後に国際ラグビー評議会が規則を整備し、メルローズ発祥の形式が世界標準のセブンズとなった。
まとめ
いかがでしたか? 今回はラグビーセブンズクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はラグビーセブンズクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。