ラグビー通の皆さん、お待たせしました。10問からなる「ラグビー(ユニオン)クイズ」の登場です。ラグビーの歴史や戦略、ルールなど、さまざまな角度から出題しました。初心者からベテランまで、ラグビー愛好家なら誰もが楽しめる内容です。ラグビーの魅力を存分に感じながら、クイズに挑戦してみてください。ワールドカップや五輪での活躍も期待される日本代表への理解も深まるはずです。さあ、スクラムを組んで、ラグビークイズを制覇しましょう!
Q1 : 現行のルールでペナルティトライが宣告された場合、試合に加算される点数は何点か? 5点 6点 8点 7点
2017年のルール改定で、ゴール直前の反則により防がれた確実な得点機に対して与えられるペナルティトライは、自動的に7点が入る方式に変更された。以前は5点のトライと正面からのコンバージョンキックを与え最大7点だったが、時間短縮と公平性を理由にキックを省略して一律7点とした。したがって6点や8点になることはなく、試合の流れを止めにくくしている。
Q2 : ラグビーの国際統括団体World Rugbyの本部が置かれている都市はどこか? ロンドン パリ ウェリントン ダブリン
World Rugby(旧IRB)は競技規則の制定やワールドカップの主催を行う機関で、その本部はアイルランドの首都ダブリンにある。19世紀にラグビーを統括していた英連邦諸国の中で、政治的に中立かつアクセスの良い場所として選定された。ロンドンやパリはラグビー強国だが既存スポーツ団体との兼ね合いもあり採用されず、南半球のウェリントンとも距離があるため本部機能は置かれていない。
Q3 : ラグビーで用いられる『キャップ』という言葉が示すものは何か? 国代表としての国際試合出場数 トライ数 国内リーグの試合数 スクラム成功数
キャップは19世紀のイングランドで大学代表戦の出場選手に帽子(cap)を授与した慣習が語源で、現在はテストマッチ=国代表同士の国際試合出場1回を1キャップとして数える。選手の代表経験を示す重要な指標で100キャップ達成は世界的名誉とされる。トライやスクラムといった個別プレーの統計、国内リーグの出場数とは区別される用語である。
Q4 : 次のうち、欧州ラグビーの伝統大会『シックスネイションズ』に参加していない国はどれか? イングランド フランス スペイン イタリア
シックスネイションズはイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリアの6か国によって毎年行われる欧州最高峰の国代表大会である。スペインは2部格のラグビー・ヨーロッパ選手権に属し、出場国の入替制度が現状ないため大会には含まれていない。競技人口は増加しているが競技力、放映権市場の両面で参加各国に及ばず、将来的な拡張も未定である。
Q5 : 2019年日本大会で日本代表が史上初めて進出した決勝トーナメント準々決勝で対戦した相手国はどこか? アイルランド 南アフリカ ニュージーランド ウェールズ
2019年ワールドカップ日本大会で、日本代表はプールAを4戦全勝で突破し初のベスト8入りを果たした。準々決勝で対戦したのは南アフリカで、序盤は日本がボール保持で応戦したもののセットプレーで圧倒され3-26で敗退。同チームはその後決勝まで勝ち進み優勝した。日本にとっては2015年ブライトンの“世紀の番狂わせ”以来の南ア戦で、世界トップとの差と課題を浮き彫りにした試合となった。
Q6 : トライ後のコンバージョンキックは、ボールをどの位置にセットして蹴ることが許されているか? 22mライン上ならどこでも良い ゴールラインと平行に好きな場所 トライが成立した地点とゴールライン上を結んだ延長線上 10mライン上ならどこでも良い
トライが認められた後、得点チームは追加の2点を狙えるコンバージョンキックを行う。ボールはグラウンディングをした地点とゴールラインを結ぶ仮想の“延長線”上に置く必要があり、そこから後方には好きなだけ下がれるが左右には動かせない。22mラインや10mラインなど別の基準線は規則に存在しないため、端でトライすると角度がきつく難易度が上がることになる。
Q7 : 2023年フランス大会終了時点で、ラグビー・ワールドカップの優勝回数が最多の国はどこか? ニュージーランド 南アフリカ オーストラリア イングランド
ラグビー・ワールドカップは1987年に始まり4年ごとに開催される。南アフリカは1995、2007、2019、2023年の4度優勝しており、3度のニュージーランド、2度のオーストラリア、1度のイングランドを抑えて単独最多となった。特にアパルトヘイト後の1995年初優勝と2023年の連覇達成により、短期間で最多勝国家となった点が際立っている。
Q8 : ラグビーで背番号7を着けるポジションは一般的にどれか? No.8 スクラムハーフ オープンサイドフランカー フッカー
ラグビーの先発15人は番号が固定されており、フォワード第3列のフランカーは6番(ブラインドサイド)と7番(オープンサイド)に割り当てられる。7番のオープンサイドフランカーはブレイクダウンへの最速到達、ターンオーバー、サポート走など多岐にわたる役割を担い、攻守の潤滑油として重要視される。スクラムハーフは9番、フッカーは2番、No.8は8番と番号が異なる。
Q9 : 1995年のラグビー・ワールドカップ決勝でネルソン・マンデラ大統領が激励し優勝を果たした開催国はどこか? 南アフリカ フランス イングランド オーストラリア
1995年大会はアパルトヘイト撤廃後初めて南アフリカで行われ、スプリングボクス(南アフリカ代表)は決勝で当時無敵といわれたニュージーランドを延長15-12で破り初優勝を達成した。試合前にマンデラ大統領がチームジャージを着て選手を激励した姿は人種和解の象徴として世界に報じられ、スポーツの社会的意義を示す歴史的場面として語り継がれている。
Q10 : 2022年にトップリーグを引き継ぐ形で創設された日本国内の新たなラグビープロリーグの名称は? トップリーグ ジャパンラグビー リーグワン 日本プロラグビー プレミアシップジャパン
日本ラグビー界は競技力と興行性を高めるため、長年続いた社会人主体のトップリーグを再編し2022年に『ジャパンラグビー リーグワン』を発足させた。3部制による昇降格、クラブ名の地域化、プロ契約推進などを盛り込み、サントリーやパナソニックなどの企業チームも“東京サンゴリアス”や“埼玉ワイルドナイツ”といった地域密着型クラブへ移行した。
まとめ
いかがでしたか? 今回はラグビー(ユニオン)クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はラグビー(ユニオン)クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。