エネルギーゼロや糖質ゼロをうたう清涼飲料水に使用される人工甘味料について、現在のエビデンスで正しいとされる説明はどれでしょう?
人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムKなど)は糖質を含まないため血糖値を直接上げないが、動物実験や観察研究では腸内細菌叢の変化や甘味受容体の刺激による食欲増進の可能性が報告されている。現行のADI(一日許容摂取量)内での利用は安全とされるが、長期大量摂取の心血管や代謝への影響については結論が出ておらず、WHOも適度な利用にとどめるよう勧告している。したがって完全に安全とは言い切れず、節度ある利用が望ましい。