世界最大級の花序を形成し開花時には腐臭を放つショクダイオオコンニャク(Amorphophallus titanum)が属する科はどれか?
ショクダイオオコンニャクはスマトラ島固有の球茎植物で、開花時には高さ3mを超える肉穂花序を形成し、腐肉臭で送粉昆虫を誘引する。仏炎苞や肉穂花序、地下にデンプン質の球茎を持つ特徴はサトイモ科の典型的形質であり、ミズバショウやカラーと同じ仲間に当たる。ヤマイモ科やユリ科の花は6枚の花被片を持つ真正単子葉で構造が異なり、双子葉のシソ科とは系統が大きく離れる。したがって正解はサトイモ科である。