未成年者が受ける贈与および遺贈の承認・放棄に関し、民法の規定に照らして正しいものはどれか?
民法5条1項ただし書は、未成年者でも『単に権利を得、又は義務を免れる行為』については法定代理人の同意なしに単独で行えると定めている。負担のない贈与や遺贈の受諾は純粋利益行為に該当するため、未成年者でも単独で有効に承認できる。一方、負担が付されている場合や放棄などは利益のみとは言えないため、必ず法定代理人の同意が必要になる。よって負担の有無で要件が変わるという選択肢が正解であり、その他の選択肢はいずれかの要件を誤っている。