モンゴル国土のおよそ半分を占める砂漠の名称はどれか。
ゴビ砂漠は中国北部からモンゴル南部に広がる東西約1500キロの巨大な乾燥地帯で、典型的な岩礫砂漠となっている。年間降水量は50~200ミリ程度で草本が疎らに生える半砂漠も含み、冬は零下40度、夏は50度近くまで上がる大きな寒暖差が特徴である。恐竜化石の宝庫としても知られ、1920年代のアンドリュース探検隊が世界初の恐竜卵化石を発見したのもここだった。近年は鉱物資源開発が進む一方、家畜過放牧による砂漠化拡大が懸念され、植林や定住政策など対策が講じられている。