刑事裁判と民事裁判における当事者の沈黙権の扱いについて正しいものはどれか。 2025.07.17 刑事裁判と民事裁判における当事者の沈黙権の扱いについて正しいものはどれか。 民事被告には黙秘権があり不利益推定を受けない 刑事被告に黙秘権はない 双方に黙秘権はなく、証言拒否すれば制裁を受ける 刑事被告には憲法上の黙秘権が保障されるが、民事当事者が沈黙すると不利益推定を受ける可能性がある 憲法38条は『何人も自己に不利益な供述を強要されない』と定め、刑事被告人には完全な黙秘権が保障される。裁判所は被告人の沈黙のみを理由に有罪とすることはできない。一方、民事訴訟では真実義務が課せられているため、当事者が正当理由なく主張・立証を拒めば裁判所が不利な心証を抱く場合があり、書類提出命令違反には過料も科されうる。したがって刑事と民事で沈黙の効果は異なり、選択肢4が正しい。 クイズタグ: 刑法と民法の違い関連記事 刑法と民法の違いクイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年07月版