遺書として残された文書が遺言の方式を満たすかが争われた裁判例で、主な争点となった要素はどれか。 2025.07.16 遺書として残された文書が遺言の方式を満たすかが争われた裁判例で、主な争点となった要素はどれか。 本文の文字数 用紙の材質 手書きか打ち込みか 印鑑の種類 自筆証書遺言か否かを巡る訴訟では、全文を自書したか否かが核心となるため、手書きかワープロ打ちかが最重要論点になることが多い。平成12年3月10日最高裁判決は、ワープロ打ちされた遺言書が自筆証書遺言の要件を欠くとして無効と判断した。紙の大きさや文字数、印鑑の種類などは真意や改ざん防止に関わる補助的事情に過ぎず、方式要件を左右しない。従って、手書きか打ち込みかが判例上も最大の焦点となった。 クイズタグ: 遺言と遺書の違い関連記事 遺言と遺書の違いクイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年07月版