立春から春分までの間に吹く強い南風を指し、気象庁が最大瞬間風速を基準に発表する現象は?
春一番は立春から春分の間に日本海を進む低気圧に向かって吹く暖かい南寄りの強風で、最大瞬間風速15メートル以上など複数条件を満たすと気象庁が発表します。漁船転覆など海難事故が多発した江戸時代の長崎県壱岐の漁師が使った言葉が語源とされ、発表は1868年以降の気象記録を参考にしています。強風により気温急上昇・花粉大量飛散・交通乱れを招くため注意喚起が行われます。条件を満たさない年は発表がないこともあり、毎年必ず起こるわけではない自然現象です。