麻雀は奥深い魅力に満ちた和のスポーツです。その中でも役の成立条件を深く理解することは、実力向上につながる重要なポイントです。今回は、簡単な麻雀クイズを通して、定番の役の特徴や成立要件をわかりやすく解説します。初心者から上級者まで、麻雀の基本から応用までを楽しく学べる内容となっています。これを機に、皆さんの麻雀愛好が一層深まることを願っています。
Q1 : 白・發・中をすべて刻子または槓子にしたとき成立する役はどれ?
大三元は三元牌の白・發・中をすべて刻子または槓子にして和了する役満です。副露していても門前でも役満の価値は変わらず、鳴きを活用してスピード重視で完成できるため実戦で比較的出現しやすい役満として知られています。対子を含む小三元とは異なり三面子が必須条件です。途中で他家が三種目の三元牌をポンすると包(責任払い)を採用する卓もあるため、ローカルルールの確認と場況の読みが重要になります。
Q2 : 流局直前の最後のツモ番で和了した際に付く役はどれ?
海底摸月(ハイテイツモ)は流局直前、山に牌が残り1枚となった状態で自分の最後のツモ番を迎え、その牌で和了した場合に付く一翻役です。副露の有無を問わず成立し、リーチしていれば裏ドラも期待できます。最後の捨て牌をロン和了した場合に付く河底撈魚とは排他関係で、同局で両方成立することはありません。終盤は安全牌が減るため、ハイテイ狙いはリスクとリターンのバランスを見極める判断力が試されます。
Q3 : カンをしてリンシャン牌でツモ和了したときに付く役はどれ?
嶺上開花は加槓によって取り出すリンシャン牌でツモり、その牌で和了した際につく一翻役です。暗槓・明槓・加槓いずれでも成立し、副露していても門前制限はありません。リーチ中に加槓すると一発は消滅しますがリンシャンツモが加わるため、得点期待値の計算が重要です。四槓子や三暗刻など高打点役とも複合しうるため、カン材の扱いと場況読みが実戦でのポイントとなります。カンのリスクとリターンを見極めてこそ活きる役です。
Q4 : ドラ表示牌が『三萬』のとき、ドラとなる牌はどれ?
ドラは表示牌の次位牌が該当し、数牌では1→2→…→9→1と循環します。三萬が表示ならドラは四萬です。字牌も順序が決まっており白→發→中→白と回ります。表示牌そのものはドラではない点が初心者の混乱ポイントです。リーチ後に和了すると裏ドラ、槓をするとカンドラ・カン裏ドラなど追加のドラが開くため打点が伸びるチャンスが増えますが、ドラ自体には役の性質がなく翻数を加算するだけという仕組みを理解しておくことが大切です。
Q5 : 南場の南家が南をポンした場合、何翻になる?
連風牌とは場風と自風が一致する風牌を指し、南場の南家にとって南はその連風牌です。南を刻子または槓子にした場合、場風牌と自風牌の役牌が重複して1翻×2となり計2翻になります。対子では役とならず刻子以上が必須なのは通常の役牌と同様です。副露しても門前でも翻数は変わらないため、鳴きを使ってスピードアップしつつ確実に打点を上げられるのが魅力です。風牌の価値を局面ごとに判断し、手組みに活かせるかが中級者の腕の見せどころです。
Q6 : 門前で暗刻4組+雀頭で役満となる役はどれ?
四暗刻は門前のまま暗刻または暗槓を4組そろえ、残り1組を雀頭とすることで成立する役満です。ツモ和了なら待ち形を問わず成立しますが、ロン和了の場合は単騎待ちでなければ役満と認められません。途中でポンや明槓をすると暗刻の条件が崩れるため門前維持が絶対条件です。完成時は三暗刻・対々和などと重なり得点が爆発的に伸びる夢のある役ですが、終局まで手牌を守りきる技術と胆力が必要です。
Q7 : 暗刻を3つ作ることで成立する2翻役はどれ?
三暗刻はポンをせず自力で完成させた暗刻または暗槓を3組そろえると得られる二翻役です。門前条件はありませんが、ロンで完成した面子は明刻扱いとなる点に注意が必要です。残りの面子でチーやポンを行っても役が消えるわけではなく、対々和・混老頭など他の刻子系役と複合しやすいのが特徴。刻子を増やすための受け入れを維持しつつ、終盤に安全度の高い手牌形を残せるかがポイントとなります。
Q8 : 萬子・筒子・索子で同じ数字の順子をそろえると成立する役はどれ?
三色同順は萬子・筒子・索子の三種で完全に同一数字の順子を作ることで成立する役です。門前なら二翻、副露時は食い下がって一翻になります。例として123萬123筒123索や789萬789筒789索などが典型形です。面子の残りと雀頭は自由ですが、順子の数字がズレていると成立しません。同色で123456789を並べる一気通貫や同色同順を二組作る一盃口と混同しやすいため、色と数字の両方を正確に意識した手作りが求められます。
Q9 : 数牌の2〜8のみで構成することで成立する役はどれ?
タンヤオ(断么九)は数牌の2から8だけを使い、1・9および字牌を一切含まない手に与えられる一翻役です。鳴いても翻数が下がらないのでスピード重視の副露戦術と相性が良く、ドラが絡めば高打点になる点が魅力です。純チャンやチャンタは端牌や字牌が必須で真逆の構成となるため、序盤から不要牌を見極めて一直線に手組みできるかが成否を分けます。安全牌が少なくなるリスクも理解することが重要です。
Q10 : 門前のみで成立し、宣言と1000点供託が必要な1翻役はどれ?
リーチは手牌が門前でテンパイしたことを明示し、千点棒を場に出して成立する一翻役です。宣言後は手牌を変えられず、捨て牌は通常通り続行しますが加槓・ツモ以外の行動は制限されます。その代償として裏ドラや一発など追加得点の恩恵を受けられ、供託点を回収できる可能性もあります。鳴いていると宣言できず、門前限定という点が平和やタンヤオとの大きな違いになります。
まとめ
いかがでしたか? 今回は簡単な麻雀クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は簡単な麻雀クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。