昭和を懐かしむ高齢者のための、クイズでたどる昭和の歴史。生活に密着した懐かしの思い出が詰まった10問を用意しました。東京オリンピック、東京タワー、三種の神器など、今も変わらず愛されるあの時代の象徴的な出来事や製品が登場。懐かしの歌声や人気ドラマの主演俳優まで、昭和の記憶をクイズでたどります。あなたの心に残るあの頃の思い出を掘り起こしてみませんか。
Q1 : 昭和48年の第一次オイルショックの際、全国のスーパーで起こった騒動として最も有名なのは?
1973年(昭和48年)の第一次オイルショックでは中東原油価格急騰に伴う物不足が不安視され、誤情報が広がったことで全国のスーパーマーケットに主婦が押し寄せ、トイレットペーパーやティッシュペーパーを大量購入するパニックが発生しました。陳列棚が空になり長蛇の列がニュースで連日報道され、日本の高度成長神話に初めて陰りが見えた象徴的出来事として語り継がれています。
Q2 : 昭和46年から放送された人気テレビドラマ『ありがとう』で、看護師・笹山はつ子を演じた主演女優は誰?
ドラマ『ありがとう』は1970〜73年にフジテレビ系で全3シリーズ放送され、シリーズ1では病院を舞台に水前寺清子演じる看護師・笹山はつ子の奮闘と家族愛が描かれました。最高視聴率は56%近くに達し、主題歌『いのちの歌』もヒット。チータこと水前寺清子の明朗快活なキャラクターが茶の間の支持を得て、病院・消防署・魚河岸とシリーズを重ねるごとに国民的ドラマとして昭和の夕べを彩りました。
Q3 : 『金鳥の夏、日本の夏』というキャッチフレーズのCMで知られる昭和の定番夏商品はどれ?
大日本除虫菊(KINCHO)の蚊取り線香は明治時代からの定番商品ですが、1970年代に放送された『金鳥の夏、日本の夏』という印象的なナレーションと家族の夏の情景を映したCMで再ブームを巻き起こしました。緑色の渦巻を金属製ぶた付き缶に入れて使う光景は日本の夏の風物詩で、昭和の縁側や田舎の夜の記憶と結び付いている人も多い香りです。
Q4 : 東海道新幹線が開業した昭和39年当時、東京〜新大阪間を結ぶ特急『ひかり』の最短所要時間は?
1964年10月1日に開業した東海道新幹線は、最高時速210kmの0系電車で運行され、特急『ひかり』は東京〜新大阪間を最速3時間10分で結びました。従来の特急こだま(在来線)の約6時間半から大幅短縮し、「夢の超特急」と呼ばれて社会に大きな衝撃を与えました。車内販売のアイスや紙コップ自販機、回転シートなども話題となり、昭和の旅の新しいスタイルを確立しました。
Q5 : 日本で郵便番号制度が導入され、三桁の番号が付与されたのは何年?
郵便番号制度は1968年(昭和43年)7月1日にスタートし、当初は3桁(大都市は2桁―枝番1桁)で、大量の手紙を地域別に機械区分するために導入されました。テレビ・ラジオ・新聞で繰り返し告知され、局員の着ぐるみキャラ『〒カちゃん』が覚え方をPRするなど国民運動的に浸透しました。1998年に現在の7桁へ移行するまで、昭和世代の住所には必ずこの3桁番号が記されていました。
Q6 : トヨタの大衆車『初代カローラ』が発売されたのは何年?
トヨタ自動車は高度成長期の大衆ニーズに応えるべく1966年(昭和41年)に初代『カローラ』を発売しました。1000cc級ながら「プラス100の余裕」を掲げ、1100ccエンジンと丸形テールが若者に人気を博しました。月販3万台を越えるヒットで、自家用車保有世帯が一気に広がるきっかけとなり、その後の日本車大量輸出の礎を築いた象徴的モデルです。
Q7 : 昭和36年に海外でも『SUKIYAKI』の名前でヒットした歌『上を向いて歩こう』を歌った歌手は誰?
『上を向いて歩こう』は1961年に発表され、1963年にアメリカ・イギリスで『SUKIYAKI』の題名で発売されビルボード1位を獲得しました。歌った坂本九は明るい笑顔と伸びやかな声で国民的人気を得て、海外でも初めて本格的に成功した日本人歌手となりました。楽曲は戦後復興を経て成長期へ向かう時代の人々に希望を与え、今も昭和を象徴する1曲として歌い継がれています。
Q8 : 昭和30年代に『三種の神器』と呼ばれて家庭の憧れだった家電製品に含まれないものはどれ?
昭和30年代、テレビ・冷蔵庫・洗濯機は家庭の暮らしを一変させた夢の電化製品として『三種の神器』と呼ばれました。カラーテレビ普及以前でも白黒テレビで家族団らんし、冷蔵庫で氷が作れ、洗濯機で手洗いが不要になったことは大きな憧れでした。掃除機も便利でしたが当時の呼称には含まれず、後年の『新・三種の神器』に入ることになります。
Q9 : 昭和39年開催の東京オリンピックで、開会式の選手入場行進曲として使用された曲はどれ?
1964年(昭和39年)の東京オリンピック開会式で流れた行進曲は、福島県出身の作曲家・古関裕而が手がけた『オリンピック・マーチ』です。軽快な4拍子で歩きやすく、号砲とともに鳴り響く金管のファンファーレが高揚感を誘いました。大会直前にはレコードやソノシートが発売され、ラジオや街頭テレビでも頻繁に放送されたため、当時を知る世代には耳に残る思い出のメロディーとなっています。
Q10 : 昭和33年(1958年)に完成した東京タワーの高さは何メートル?
東京タワーはテレビ放送用電波塔として1958年(昭和33年)に竣工し、高さ333メートルで当時はパリのエッフェル塔を抜いて世界一の自立式鉄塔でした。高さの語呂が「みみみ」と覚えやすく、完成後は夜間のライトアップや展望台からの眺望が話題となり、修学旅行や新婚旅行の定番コースにもなりました。昭和を代表するランドマークとして今も愛されています。
まとめ
いかがでしたか? 今回は簡単な高齢者向け昭和思い出しクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は簡単な高齢者向け昭和思い出しクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。