終戦の日として広く記憶されている日付はいつ?
日本では1945年8月15日に昭和天皇がラジオを通じてポツダム宣言受諾を国民に知らせる玉音放送を行い、事実上の終戦が国民に伝えられました。この日付が『終戦の日』として国民の記憶に定着しています。9月2日は降伏文書調印式が行われた日、12月8日は真珠湾攻撃により太平洋戦争が始まった日であり、6月15日は特筆すべき戦争関連の出来事がありません。玉音放送は雑音交じりのラジオで流れ、多くの国民が正確な内容を理解できず静まり返ったと伝えられています。戦後の食糧難や復興期を経験した昭和世代にとって、8月15日は個人的体験や家族の思い出と強く結び付いており、平和の尊さを再認識する機会にもなります。