落語『寿限無』で「寿限無」は何の名前?
落語『寿限無(じゅげむ)』に登場する「寿限無」とは、物語中でとある夫婦が自分の子供に付けた非常に長い名前(男の子の名前)の一部です。噺の中で夫婦は縁起の良い言葉をたくさん盛り込んだ名前を子に付けようとし、その結果「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末…」と延々と続く長大な名前が誕生します。周囲の人々はこの長すぎる名前を略して「寿限無」と呼び、それが題名にもなっています。つまり劇中の「寿限無」とは、その子供自身の名前を指しています。滑稽なのは、あまりに名前が長いためにトラブルが起きたり呼ぶのが大変だったりする点で、そこが落語の笑いどころとなっています。