日本ではじめてペンネームを使ったのは誰?
日本で最初にペンネーム(雅号)を用いたとされるのは平安時代の作家・紫式部です。「紫式部」という名は本名ではなく、彼女の父親の職名である「式部」と、『源氏物語』に登場するヒロイン「紫の上」にちなむ雅号です。当時、貴族の女性が著作を発表する際に実名を避ける風習があり、紫式部の本名は正確には伝わっていません(藤原香子とも言われます)。紫式部は長編小説『源氏物語』の作者として知られ、その雅号の使用は日本の文学史上で初期のペンネーム例とされています。なお、同時代の清少納言も本名ではなく雅号を用いましたが、紫式部がより広く知られ、彼女が日本初のペンネーム使用者の代表例とされています。