日本酒好きなあなたに贈る、日本酒クイズ特集。日本酒を本当によく知っているあなたはどこまで正解できるかな? 米、水、麹、酵母を原料とする日本酒には、精米歩合やアルコール添加の有無、発酵温度などさまざまな特徴があります。味わい、香り、色合いなど、日本酒の魅力を存分に味わえるクイズを10問ご用意しました。日本酒通の腕前を存分に発揮して、楽しみながら日本酒の知識を深めていきましょう。
Q1 : 日本酒を常温より低い温度で楽しむ飲み方をなんという?
日本酒は温度によって風味が変化しますが、冷蔵庫などで冷やして飲む飲み方を「冷酒」と呼びます。吟醸酒や生酒など、低温で香りや味を楽しむ酒に多く用いられます。燗酒(40~55度)は温めて飲む方法で、常温酒は室温で頂くことを指します。
Q2 : 山田錦とは何のことですか?
山田錦(やまだにしき)は、酒造りに適した「酒造好適米」として有名な米の品種です。昭和初期に兵庫県で開発され、日本酒造りにおいては定番の高級酒米です。粒が大きく、心白(しんぱく)が大きいのが特徴で、全国で多くの蔵元が吟醸酒造りに使用しています。
Q3 : 日本酒の仕込み水として評価が高いのはどんな水?
日本酒造りには酒米の溶解を促進し、雑味の少ない酒に仕上がるため「軟水」が重宝されます。日本全国でもとくに愛媛の西条や京都の伏見など名水の湧く土地は軟水で知られています。硬水だと発酵は進みやすいものの、全体的に雑味やクセが出やすくなります。
Q4 : 有名な日本酒生産地「灘」がある都道府県はどこですか?
灘(なだ)は日本でも有数の日本酒生産地で、兵庫県神戸市を中心に広がる地域です。六甲山系のミネラル分豊富な「宮水」と良質な酒米が評価され、全国に名酒を送り出しています。新潟や山形、広島も酒どころですが、「灘」は兵庫県です。
Q5 : 「日本酒度」が示すものは何ですか?
日本酒度は日本酒の糖分量を示す目安の数値です。0を基準に+の数値が高いほど辛口、-の数値が高いほど甘口になります。甘辛(味の印象)の度合いを計る指標であり、アルコール度数や酸の強さ、発酵温度を表すものではありません。
Q6 : 日本酒の「ひやおろし」とはどのような酒か?
ひやおろしは春に搾った日本酒を、一度だけ火入れを行い、夏の間タンクで貯蔵・熟成させ、秋になって出荷するお酒です。夏の熟成によりまろやかな味わいと深みが出ることから、秋の季節酒として親しまれています。冷酒や氷とは関係なく、季節と熟成のプロセスを示します。
Q7 : 「吟醸酒」の特徴として最も適切なものはどれですか?
吟醸酒は低温でじっくりと発酵・醸造され、精米歩合は通常60%以下です。フルーティーで華やかな香り(吟醸香)が特徴的で繊細な味わいも楽しめます。苦味や泡立ちとは関連が薄く、糖度が特に高いわけでもありません。吟醸酒は香りと味わいのバランスが重視されます。
Q8 : 純米酒に含まれていない原材料はどれですか?
純米酒は「米・米麹・水」のみを原料とし、醸造アルコール(醸造用アルコール)は添加されません。これが吟醸酒や本醸造酒との大きな違いです。アルコール添加をせず、米本来の味わいや旨みがしっかり残るのが特徴で、日本酒本来のコクや風味を楽しむことができます。
Q9 : 日本酒の「精米歩合」とは何を意味しますか?
精米歩合とは、玄米からどの程度まで米を削ったかの割合を示します。例えば精米歩合60%とは、玄米から40%を削り取って残った60%で酒を造ることを意味します。数字が小さいほど米をたくさん磨いたことになり、吟醸系の日本酒では精米歩合が低いほど香りが高く、味わいもすっきりとしたものになりやすいです。
Q10 : 日本酒の原料として正しいものを選びなさい。
日本酒は主に米・水・麹菌・酵母を原料として造られます。小麦や大豆、トウモロコシは日本酒の製造に使用されません。日本酒の味や香りは主に使われる米の品種や精米によって大きく影響を受けます。したがって、日本酒の原料として最も重要なのは良質な米です。
まとめ
いかがでしたか? 今回は日本酒クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は日本酒クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。