カメは私たちの身近な存在から地球規模の生態系まで、さまざまな役割を果たしている魅力的な動物です。この10問のクイズで、カメの多様な生態や特徴について理解を深めていただけると思います。カメの食性、生息地、形態、生理、寿命など、カメに関する基本的な知識が確認できるよう工夫されています。カメというこれほど身近でありながら奥深い生物について、この機会に詳しく学んでいただければ幸いです。
Q1 : カメの寿命について正しいのは?
カメは比較的長寿な動物で、種によっては100年以上生きることも珍しくありません。リクガメの仲間やウミガメの一部などには100歳を越える記録もあり、他の動物と比べても非常に長寿です。もちろん小型種など寿命が短いものも存在しますが、長寿であることはカメの大きな特徴です。
Q2 : カメの性別決定に影響する要因は?
カメの多くの種では卵の孵化温度が性別決定に大きな影響を与えます。例えば高温だとメス、低温だとオスになる場合があります。遺伝子だけでは決まらず、産卵期や産卵場所も性別決定要因ではありません。これは温度依存性決定と呼ばれています。
Q3 : カメが冬眠する理由として正しいのは?
カメが冬眠する主な理由は寒さから身を守るためです。カメは変温動物のため、気温が低い季節には体温維持や活動が困難になります。そのため活動を停止してエネルギー消費を抑え、体を保護します。繁殖や外敵だけが理由ではありません。
Q4 : カメの首の動きの特徴として正しいのは?
カメの首の動きには特徴があり、ほとんどのカメは捕食者から身を守るため首を「S字」に巻き込むようにして甲羅の中にしまいます。これは多くのカメに見られる防御機構で、この動きのおかげで外敵から頭部を守ることができます。一部種のみ横に曲げるタイプもいます。
Q5 : 世界最大級のカメはどれか?
世界最大級のカメはオサガメです。最大の個体では体長2mを超え、体重は900kg近くになることもあります。オサガメはウミガメの仲間で、海洋生態系ではとても重要な存在です。ワニガメも大型ですが、オサガメほど大きくはなりません。
Q6 : カメの肺呼吸について正しい説明はどれか?
カメは基本的に肺呼吸をする動物です。鰓や口、皮膚による呼吸はしません。ただし、一部の水棲カメでは総排出口などを使った補助的な酸素摂取が知られていますが、あくまでも主な呼吸器官は肺です。肺で効率的に酸素を取り込むことがカメにとって重要なのです。
Q7 : カメの甲羅の一番外側は何と呼ばれているか?
カメの甲羅の一番外側にあるのは『鱗板』(りんばん)と呼ばれる部分です。これはケラチン(角質)でできており、外から体を守っています。一方その下に骨でできた骨板(こつばん)があり、骨格と繋がっています。皮板や毛板という部分はありません。
Q8 : 日本に生息するカメとして正しいのは?
クサガメは日本に広く分布する代表的な淡水ガメで、市街地や田園に多く見られます。ケヅメリクガメやゾウガメは日本の野生下には生息していません。アカウミガメも日本沿岸で見られますが、内陸の淡水域には住んでいません。よって日本でよく見られるのはクサガメです。
Q9 : ウミガメが産卵のために上陸する場所として正しいものは?
ウミガメは産卵のために大抵静かな砂浜に上陸します。メスは砂浜に穴を掘り、そこに多数の卵を産み埋めてから再び海に戻ります。岩場やマングローブ、干潟には産卵しません。砂浜は卵が安全に発生できるため、ウミガメの生存にとても重要な環境です。
Q10 : カメの主な食性はどれか?
カメの食性は種によって異なりますが、多くのカメは雑食性です。陸ガメの中には草食性のものもいますが、多くの淡水ガメは雑食性で、植物・甲殻類・小魚・落ちた果実など様々なものを食べます。特定の食性に偏った種類もいますが、一般的には雑食が多い傾向にあります。
まとめ
いかがでしたか? 今回はカメクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はカメクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。