和歌山県出身者も、それ以外の地域の人も、「和歌山弁」を理解することは重要です。和歌山県は全国でも有数の方言の宝庫で、日本語の歴史を感じられる言葉が残されています。この記事では、和歌山弁の特徴的な表現を10問のクイズでご紹介します。「かしこい」の意味や「だら」の使い道など、和歌山の人々の生活に寄り添う言葉の数々を楽しみながら学んでいただけるはずです。全国区の言葉とは異なる方言ならではの味わいを感じてみましょう。
Q1 : 和歌山弁で「ぴしゃげる」の意味は何ですか?
和歌山弁で『ぴしゃげる』は『壊す』『潰す』の意味で使われます。例えば『それ、ぴしゃげたらあかんで』は『それを壊したらダメだよ』の意味です。擬音語的な響きでイメージしやすい言葉ですが、和歌山特有の方言で全国的にはあまり使われていません。子ども同士の会話などでもよく登場します。
Q2 : 和歌山弁で「しんどい」の使い方として正しいものは?
和歌山弁の『しんどい』は標準語と同じく『疲れた』『だるい』というニュアンスで使います。『今日はしんどいわ』といえば『今日は疲れている』の意味です。和歌山弁だけでなく関西地方で広く用いられている言葉なので、和歌山でも基本的な共通語として機能しています。
Q3 : 和歌山弁で「なおす」の正しい意味を選んでください。
和歌山弁で『なおす』は『片づける』という意味です。例えば『机の上のもの、なおしといて』は『片づけておいて』となります。標準語では『直す=修理する』で使うことが多いですが、和歌山や関西地方の一部では『しまう・片付ける』の意味でもよく使われ誤解が生まれやすい一語です。
Q4 : 和歌山弁の「いけず」はどういう意味で使うことが多い?
『いけず』は標準語の『意地悪』と同じ意味で使われます。和歌山だけでなく関西地域の方言ですが、『あの人、いけずやな』など人を形容する際によく使います。関西独特のニュアンスを持つ言葉ですが、日常生活でも使われる表現です。
Q5 : 和歌山弁の「しゃべる」はどんな意味?
和歌山弁で『しゃべる』は『捨てる』の意味として使われます。標準語の『話す』とでは全く違うので、誤解が生まれやすい和歌山弁の一つです。たとえば『それ、しゃべっといて』と言われたら『それを捨てておいて』の意味です。他地域の人とのコミュニケーションで誤解が生じないよう注意が必要な言葉です。
Q6 : 「おいなりさん」=『いなり寿司』以外に和歌山弁ではどんな意味?
和歌山弁で『おいなりさん』は、いなり寿司の他にも、稲荷神社の『お稲荷さん』を指す場合があります。和歌山には稲荷信仰が深く、大事にされてきました。もちろん、飲食店などではいなり寿司を指しますが、地域や会話の流れで神様を意味することも知っておくと齟齬がありません。
Q7 : 和歌山弁で「ぬくい」の意味は?
和歌山弁の『ぬくい』は標準語の『暖かい』にあたります。寒い日によく『今日はぬくいなあ』というように使われ、季節の変わり目によく耳にします。近畿の一部地域でも使われますが、和歌山では特によく使われる表現です。
Q8 : 「しやん」とはどんな意味で使われる?
和歌山弁で『しやん』は標準語で『できない』『しない』を表します。例えば『そんなこと、しやん』というと『そんなことはできません』『しません』の意味になります。否定の意味を込めた言葉で、日常会話で頻繁に用いられます。似ている関西弁の『せえへん』とも共通しています。
Q9 : 和歌山弁の「だら」って、どんな意味?
和歌山弁で『だら』は『ばか』『アホ』という意味を持っています。人を侮辱する意味でも、親しみをこめた軽い冗談としても使われます。似たような意味を持つ方言は関西方面に多いですが、和歌山でも子どもから大人まで日常的に使われる語です。ただし、相手や場所によっては失礼になるため注意が必要です。
Q10 : 和歌山弁で「かしこい」の意味は何でしょう?
和歌山弁で「かしこい」と聞くと、標準語の『頭が良い』という意味を想像しがちですが、実は『ありがとう』の意味として使われます。もとは『恐れ入ります』や『感謝』を意味する表現から転化し、親しい間柄や年配の方がよく使う方言です。他の意味では使われませんので、和歌山の人の会話で出てきた際には感謝の意味で受け取ると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか? 今回は和歌山弁クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は和歌山弁クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。