「『雰囲気』はふんいき? 『依存』はいぞん? 『括弧』はかっこ? 日常的に使う漢字の正しい読み方を確認しよう!」
日頃使う言葉の中にも、漢字の読み方がわかりにくいものがたくさんあります。
この記事では、一般によく使われる10の漢字について、正しい読み方を確認するクイズを用意しました。「雰囲気」「依存」「既成」など、仕事やプライベートでも登場する言葉の読み方を確認することで、日常会話やビジネスシーンでの使い分けがスムーズになるはずです。
読み方を間違えずに使いこなせるよう、ぜひ一緒に確認していきましょう。
Q1 : 「駆使」の読み方はどれ?
「駆使」は「くし」と読みます。「駆」は「走らせる」「はしる」という意味、「使」は「つかう」で、「自由自在に使いこなす」という意味があります。日常的には「最新技術を駆使する」などの使い方をします。「ふし」「きし」などと読み間違えやすいですが、正しくは「くし」です。
Q2 : 「是正」の読み方はどれ?
「是正」は「ぜせい」と読みます。「是」は「ただしい」という意味、「正」も「ただす、まさにする」という意味で、間違いや不正を正しく改めることを指します。ビジネス文書や新聞記事でもよく登場し、「是正措置」などの言い回しが使われます。「しせい」や「きせい」と読まないように注意してください。
Q3 : 「杞憂」の読み方はどれ?
「杞憂」は「きゆう」と読みます。「杞」は中国の国名、「憂」はうれい、心配を表します。由来は中国の昔話で、杞の国の人が「天が落ちてくるのでは」と無用な心配をしたことに由来します。「取り越し苦労」「余計な心配」という意味で使われますので、読み・意味ともに覚えておきましょう。
Q4 : 「施す」の読み方はどれ?
「施す」は「ほどこす」と読み、「物を配る」「恩恵を与える」「困っている人に援助を与える」といった意味です。「施策(しさく)」などでは音読みしますが、「施す」の場合は訓読みが使われます。新聞やニュース、歴史小説などでよく見かけるので、正しい読み方を押さえましょう。
Q5 : 「稀有」の読み方はどれ?
「稀有」は「けう」と読みます。「稀」はめったにない、「有」はある、という意味で、非常に珍しいことを表現します。本や新聞では「けう」という音読みがふつうですが、日常会話ではあまり使われないため読み方が難しい漢字です。「きゆう」と読むのは誤りですので注意しましょう。
Q6 : 「括弧」の読み方はどれ?
「括弧」は「かっこ」と読みます。「括」は「しめる、まとまる」の意味、「弧」は「弓なり」を表しますから、括弧とは文章や数式で特定の部分を囲む記号『( )』を指します。他にも「大括弧」「中括弧」「角括弧」などがあります。正しい場面で使うために読みを覚えておきましょう。
Q7 : 「素人」の読み方はどれ?
「素人」は「しろうと」と読みます。「素」は「もと、はだか、きほん」の意味で、「人」と合わせて「まだその道の経験がない人」という意味になります。芸能界やスポーツの世界でも使われ、『玄人(くろうと)』の対義語です。漢字の形から「そじん」などと誤読しないよう注意しましょう。
Q8 : 「既成」の読み方はどれ?
「既成」は「きせい」と読みます。「既に成っている」、つまり「すでに出来上がっていること」という意味です。たとえば「既成概念」などの使い方があります。「既」は「すでに」、 「成」は「なる、できる」の意味があります。読み違えて「きしょう」などとしないよう注意しましょう。
Q9 : 「依存」の読み方はどれ?
「依存」は「いぞん」と読みます。人や物など、他のものに頼ることや、それなしでは成り立たない状態を表します。「依」は「頼る」という意味があり、「存」は「存在する」という意味です。まれに「いそん」と読む人もいますが、これは誤りです。ビジネスや心理学、ITの分野などでも頻出するので正しく読めるようにしましょう。
Q10 : 「雰囲気」の読み方はどれ?
「雰囲気」は「ふんいき」と読みます。話し言葉では誤って「ふいんき」と言ってしまう人も多くいますが、正しい読み方は「ふんいき」です。「雰」は「雲(くも)」と「気」をあわせた字で、「囲」は周りを取り囲む意味があります。全体として「その場や人のかもしだす感じ」を表します。日常会話やビジネスの場でもよく使われる言葉です。読み間違いに注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか? 今回は読み方漢字クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は読み方漢字クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。